遊んではいけない、羽を伸ばしてはいけない

私が子供だった頃、誰かと遊んでいることがあっても、いつもどこかで罪悪感を感じていた。羽を伸ばして遊ぶことができなかった。
その原因は、
「親の期待に応えなければいけない、それには勉強をしていたり、家にいて親の思い通りに振る舞っていなければいけない」
という思いを強く持ってしまったことが大きい。

遊んでいる自分を責めてしまい、自分が楽しむために羽を伸ばすことが悪いことだという観念を私は植え付けてしまい、今もそれに縛られている。
大人になっている今も、遊んでいる時があってもどう振る舞っていいのか私は分からない。
本心から楽しむことができず、心が喜んでいる気がしない。

人と雑談をしたり、話しかけてもらった時も、自分は遊んだ経験が極端に少なく、常識がないと思われることに私は恐怖を覚える。
その感情によって、私は相手を信用しきれずに本心と違うことを言ってしまったり、的外れなことを言っていると思われるんではないかと怯え、話を続けたり自分から話を切り出すことをしないで聞き役でいようと思ってしまう。

それゆえに、私は人とのプライベートの会話が怖くて苦しい。
昔から薄々感づいてはいた。
今はより強く私はそれを感じている。

こんなに苦しい思いしながら人と関わり続けていて我ながらよく生きてきたと思う。
少しずつこの恐怖を克服できるように自分の心と向き合いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?