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夜勤のお供に個包装のお菓子を

こんにちは。
診療放射線技師のだーはらです。

ご存知の方も多いとは思いますが、病院という医療施設では、毎日24時間医療従事者が働いています。
職場にもよりますが、医師及びコメディカルの多くが夜勤や宿直勤務を経験しています。
今回は、そんな夜間の食事に関するお話です。

食べれる時に食べる

『ブラックジャックによろしく』という漫画をご存知でしょうか。
主人公が初めて当直バイトに行った際、先輩医師から最初のアドバイスをされます。
『食える時に食っとけ。そして、寝とけ。寝れる時に寝とけ』
このアドバイスはとても重要です。
夜勤中の医療従事者には、固定された休憩時間はありません。
食事も、仕事の合間にあるわずかな時間に食べることが多いです。
そのため、食べるスピードが速い人が多いです。
診療放射線技師も、検査が始まったら終わる時間は分かりません。
検査中に別の患者さんに検査が入ったり、時間がかかる検査や治療の手伝いをしたり、終わりが見えないほど検査が続く事もあります。
大きな救急病院では、複数名の診療放射線技師が夜間当直している施設もありますが、ほとんどの病院では1人で対応しています。
そのため、『食べれる時に食べておく』が夜間の食事での基本的な考え方になります。

カップ麺の思い出

医療従事者でマーフィーの法則があるとすれば
『夜勤でカップ麺にお湯を注ぐとPHSが鳴る』
ではないでしょうか。
お湯を沸かしている時でも、食べている時でもありません。
お湯を注いで待っている時に呼び出されます。
カップ麺は、お湯を注いだから後戻りできない商品です。
私は、1日で3つのカップ麺をダメにしたことがあります。
カップ麺にお湯を注ぐと呼び出され、そんな時に限って検査が長引くのです。
それ以来、夜勤でカップ麺を食べたことはありません。

夜勤に最適な食べ物

夜勤に最適な食べ物はなんでしょうか。
私が最も重宝している食べ物は
『個包装のお菓子』
これがベストです。
夜勤中は、タイミングを問わず携帯やPHSで呼び出されます。
つまり、いつでも喋れる状態でなけなければなりません。
パンやおにぎりを頬張った状態では喋れないので、お菓子がベストです。
そして、時間が経って戻ってきても大丈夫な個包装のお菓子がベストなのです。
お腹にたまらないのと、食べ過ぎてしまうのがデメリットでしょうか。
いくつかの病院やクリニックで勤務していますが、休憩室には個包装のお菓子が置いてある事が多いです。

さいごに

医療従事者だけではないと思いますが、1分先にその場にいられるかわからない仕事をしている人にとって、勤務中に落ち着いて食事を落ち着いて摂れる時間というのはなかなか無いものです。
職場から離れても、ついつい早食いになってしまったり、やる事がないと逆に落ち着かないという状態になってしまいます。
夜勤中にお菓子を食べるのは、単に栄養補給のためだけでなく、そういったストレスのかかる状態の中での癒しであったり、気分転換になりストレスを緩和するきっかけになったりするものです。
身内に医療従事者や夜勤従事者の人がいる方は、夜勤前に個包装のお菓子をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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