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なぜ英語を習得できないのか

こんにちは。
だーはらです。

日本では中学から高校まで6年をかけて英語の授業が行われます。
では、どれくらいの社会人が英語を使いこなせるのでしょうか。
おそらく10%もいないと思っている人が大半でしょう。
しかし、見方を変えれば、"英語を使いこなす"とはどんな人のことを言うのでしょうか。
日本人にとって"英語"を含めた他言語に対するハードルはなぜ高いのか。
私の考えをお話ししていきます。

言語は道具 使うほど上達する

日本語はもちろん、英語もフランス語も、イタリア語や韓国語も、コミュニケーションのための道具です。
ではなぜ、日本語以外を使える人が少ないのか。
それは"日常生活で使う機会が無いから"です。
日本人のほとんどは、日本語を使って日常生活のほとんどを過ごしています。
他言語を習得するには、日本語以外を使う時間を日常生活に取り入れる必要があります。
例えば家族に日本語が話せない人がいた場合、その人の言語を使わなければコミュニケーションが取れません。
すなわち、他言語を使う必然性があれば、学んで習得するきっかけになります。
"言語は道具"です。
使えば使うほど、その言語への理解は深まり、使えるようになります。
他言語を学ぶには、まず日常生活の中で学びたい言語を使う時間を取り入れてみましょう。

"英語を使いこなせる"とは

突然ですが、皆さんはスマートフォンの取扱説明書を隅から隅まで読んだことはありますか?
言語を道具とするならば、学校で行われる授業は取扱説明書を読む行為ということになります。
日本人が英語を苦手と捉える原因はここにあると私は考えます。
英語は道具であり、使うことで上達します。
しかし、難しい取扱説明書を覚えるという行為を最初に行うため、道具に対する興味がどんどん削がれていきます。
興味が削がれるとテストの結果も悪くなっていきます。
そして英語に対する苦手意識が強くなっていきます。
最終的に、“英語という道具を使うには、取扱説明書を完全に理解していなければ使ってはいけないのだ“という思い込みが生まれてしまうのです。

スマートフォンを使い始めた時のことを思い出して下さい。
最初は初めて見るアプリや独特の使い方に戸惑います。
困った時に見るのは取扱説明書でしたか?
困った時は家族や友人に聞いたり、ネット検索で調べたのではないでしょうか。
取扱説明書を見ることはあっても、隅々まで読んでから使うのではなく、読みながら実践して覚えていったのではないでしょうか。
私も、スマートフォンを使い始めて10年以上経ちますが、全ての機能を知っているわけでもなく、今でも知らなかった機能に驚くことが多いです。
ほとんどの人は、そのように自分なりにスマートフォンを使っています。
道具の使い方の全てを知るのではなく、必要な使い方を覚えて使ってみる
道具を使いこなすには何よりも使う機会を増やすことです。
“英語を使いこなすまで使ってはいけない“という思い込みを捨て、英語を話す機会を増やしていきましょう。

さいごに

1年間アメリカで過ごせば、英語が話せるようになると思いますか?
もちろん、日本で過ごすよりも英語を使う機会は増えると思います。
しかし、アメリカに住んでいても、外出時は常にパートナーや友人から離れず、日本人のコミュニティの中で生活すれば、日本語のみで生活することは可能なのです。
ずっと日本に住んでいる人でも、外国人の友人が多い人や仕事で英語を使っている人は、短期留学帰りの日本人よりもずっと英語が堪能です。
英語が堪能な人は、英語を話すことが目的ではなく、英語を話すことで仕事や交友の幅を広げる手段として英語を使っているのです。
“言語は道具“であり、コミュニケーション手段の一つでしかありません。
正しい文法の英語文章を書くという点では、ほとんどの人はAIに勝てません。
“英語は完全に理解しなければ使ってはいけない“という思い込みから脱却して、積極的に日常に英語を使う機会を取り入れましょう。
他言語を学ぶことで、他国の文化に対する理解が進み、知ることが楽しくなります。
言語という便利な道具を、ぜひ使ってみましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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