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【子どもの個性の引き出しかた】

私の子ども2人はそれぞれ個性的です。

一人は、まだ学生ですが、レトロなバイクを修理して販売し、
週末に友人とバイクのイベントに友達と参加していたり
もう一人は、小学生の頃から作曲系YouTuberをしていたり
とても楽しそうです。

これは子どもが大きくなってから突然始めたのではなく
幼い頃から、好きそうなことに熱中して取り組んで、
少しずつ変化して、現時点ではこの状態です。

親が英才教育をしたわけでもありません。

親の私がずっと心掛けてきたのは
子どもが自分の世界の中で楽しんでいるところを邪魔しないように
必要な時に必要なサポートがさりげなくできるようにそっと見守っていたり
気をつけてきました。

そのコツを知りたい人から、時々こんな質問を投げかけられます。

「どうしたらのびのびとした子どもに育てられるの?」
  「うちの子には、得意なことがないんです」
  「みんなと同じことしたい子なんです」
  「目立ちたくない子なんです」
  「好きな事は何?と聞いても、『わからない』って言うんです」


このような言葉をかけられた時、私は何かヒントになったらと思い、
お話しようとするのですが、なかなか伝えられずにいます。

「悩みを聴いて貰いたい!」という気持ちが強いからなのかな?
「特別な何かに優れていないといけないのだ」と思いこんでいるのかな?

私が話し出すと、
「それは◯◯ちゃん(うちの子の名前)だからできるんでしょ!
いいよね。わかりやすい特技があって」
といった感じで遮られてしまったり

何を話しても、とりあえず「全否定」されてしまうからです。

謙遜されていることはわかっていますが、
何でもかんでも謙遜することに一体何の意味があるのでしょう?

喧嘩を売ってしまいそうで、なかなか言えないのですが

その「全否定癖」がある限り
お子さんの個性を伸ばすことは無理でしょうし

ご本人も、自身を「全否定」していては
いつまでも幸せにはなれないと思うのです。

* * * * * *

GW中は、田舎に帰省していました。

普段は都会に住んでいて
アスファルトとコンクリートに囲まれて生活しているので
久しぶりの田舎の景色がとても美しく感じられました。

子どもたちも、朝5時に起きて朝食前にお散歩することに。

その時、小学生の姪っ子ちゃんが道にしゃがんで
何かの写真を撮り始めました。

見せてもらうと、子どもならではの低位置からの面白い構図の写真。

おやすみ中ののんびりした散歩だから
「早く行こ!」などと急かされることもないので
子どもたちは思う存分にシャッターを切っていました。

なんと100枚!

「面白い写真がいっぱい撮れたから、選りすぐりの写真で作品集を作ろう!」ということで
家に帰ってからは、すぐに姪っ子ちゃんと一緒にcanvaで編集作業開始!

写真を褒めるだけでも嬉しそうだけれど
大人が一緒に、自分の作品集を作ってくれるから
テンション爆上がり!

「本ができたら、学校の友達や先生にも見せたいな」

「どんな感想が返ってくるのか楽しみだな」

「次はどんな写真撮ろうかな」

こうして子どもは、自発的に好きなことを続けながらどんどん成長していきます。

この時、周りの大人がしてはいけないのは
もっと上手にしようと思って、
具体的なアドバイスをしたり
ダメ出ししてしまったり
他人と比較して「まだまだ下手」だと叱責することです。

* * * * *

電子書籍は、学校の友達に見せるのは難しいけれど

印刷されたもの(ペーパーバック)なら
いつでも友達に見てもらえます。

amazonの大人たちの作った本の中に一緒に並び、
世界中の人々に見てもらえます。
同じような感性の人が、感想を書いてくれるかもしれません。

「これからは電子書籍の時代なのにペーパーバック作りたいなんて、さすが情弱な人は考えることが古いね!」などと、言われちゃうことがありますが

紙の本だからこそ出来る良さが、たくさんあると思うのです。

子育てにも、大人の自己肯定感を高めるためにも、役立てられる本作りをしていくのが私らしいのかな と感じたGWでした。

写真は、姪っ子ちゃんの写真の一部です。センスを感じるでしょ。


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