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ちょっとだけ応用編 SPI徹底対策『代金の精算』

前回の基礎編から一歩進んで、今回は「代金の精算」の応用編を取り組んでみましょう。複数の要素が絡み合う現実の問題を解く能力は、企業の採用試験では特に重視されます。

今回の問題では、割引や税金といった複数の要素が絡み合う状況を想定し、それを解決するためのロジックを養うことが目的です。そして、この能力は日常生活においても有用です。複雑な問題でも解答にたどり着くための考え方や計算スキルを身につけ、自信を持ってSPI試験に臨みましょう。

問題

ある書店で、学生に対して本の価格から10%の割引が適用されます。一方で、全ての商品には10%の消費税がかかります。学生のアキラは、割引前の価格が1500円の本を一冊買おうと考えています。アキラが最終的に支払う代金はいくらになるでしょうか?

ヒント

まず、「割引」と「税金」の二つの要素を正しく理解することが求められます。割引は商品の元々の価格から一定の比率で引かれる金額であり、この場合、割引前の本の価格(1500円)の10%が割引額となります。この割引額を割引前の価格から引くことで、割引後の価格が求められます。

一方、税金は商品の価格に対して課せられる追加の費用です。日本では消費税が一般的で、商品の価格(この場合は割引後の価格)の10%が税金として上乗せされます。そのため、割引後の価格に10%を加えることで、税金を含む最終的な支払い金額を求めることができます。

割引と税金はそれぞれ独立した計算を必要とする要素であり、計算の順序にも注意が必要です。割引は原価から引かれるため、先に割引を計算します。その結果得られた割引後の価格から、さらに税金を計算します。これは実際の商取引でも一般的な計算順序で、割引が適用された価格に対して税金が計算されます。

このように、複数の要素が絡み合う問題を解く際には、それぞれの要素を独立して考え、適切な順序で計算を進めることが必要です。そして、それぞれの計算結果を適切に組み合わせることで、最終的な答えを導き出します。これは、複雑な状況でも問題を分解し、解決に向けて一つひとつ進めるという、論理的思考能力の一端を示しています。

回答

割引後の価格 = 1500円 - (1500円 * 10/100) = 1350円
支払い代金 = 1350円 + (1350円 * 10/100) = 1485円

解説

この問題は、「割引」と「税金」を順序立てて計算するという、現実の商取引における重要なスキルを鍛えるものです。具体的には、まず割引前の本の価格(1500円)から10%の割引を引き、その結果を「割引後の価格」として算出します。次に、その割引後の価格に対して10%の消費税を加えることで、最終的な支払い金額を求めます。

このような問題を解く際の大きなポイントは、各要素の計算を独立して行うこと、そして計算の順序に注意することです。割引は商品の元々の価格から直接引かれ、その後で税金が新たに加えられるため、この順序を守ることが重要です。この計算順序を理解し、それに基づいて計算を行うことで、実際の支払い金額を正確に求めることができます。

また、この問題を通じて、日常生活やビジネスシーンで頻繁に遭遇する「割引」や「税金」といった複数の要素が絡み合う計算に対応する能力を鍛えることが可能です。それは、一つ一つの要素を独立して考え、それぞれを適切に計算し、その結果を組み合わせるという論理的思考能力を要求します。これは、複雑な状況でも問題を分解し、順序立てて解決に向けて取り組む能力を示しています。そのため、このような問題に取り組むことは、現実の商取引を理解し、対応する能力を身につけるための重要な一歩となります。

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