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迷犬マジック

山本甲士さんの著書。山本さんは「ひかりの魔女」とか「ひなた弁当」とか大好きな作品がある作家さん。
人生、あまりうまくいってない人たちが、ささいなきっかけで転じていくストーリーがいい。うまくいってないあたりを読んでいるときは、私の気持ちもザラザラして苦しいんだけど、それを自力で越えたときにくる爽快感とか達成感が、気持ちいい。

山本さんの作品を読むとささくれてた心がなごんで、「いい人」になろうって思う。ささいなことでイライラしている自分がすーっと穏やかになっていく。なんか、グダグダしているときに本屋で出会うことが多いのも不思議。

「迷犬マジック」は、ちょっと残念な人々の前にひょっこり現れた一匹の黒柴が奇跡を呼ぶ、物語。物語のネタバレせずに紹介できそうになかったので、内容紹介の部分は帯に書いてあった文章にしておいた。

春夏秋冬と、4つの短編で構成されている。
どれも好きだけど、私は秋の岩屋さんのお話が特に好き。たぶん、体つきも生活もだらしない岩屋さんには、自分に通じるところがあるからだと思う。だからこそ、迷犬マジックに出会ってどんどん変わっていく岩屋さんがまぶしかったなぁ。

私も真似しようと思ってやったのは、朝のバナナとゆでたまごくらい。
ああ、まだまだだ。
健康診断でヤバイの出てたんだよなぁ。やらなきゃなぁ・・・。
マジック効果が消えないうちに(読んだ感動が薄れてくると、岩屋さんに倣おうっていう気持ちも消えちゃう気がする)。

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