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「注意一秒、怪我一生」というけど、本当だったんだ・・・

別の投稿で、インドア・バイクを30分漕ぐと書いたが、なぜロードバイクがローラー台に固定されてインドア・バイクと化しているのか、という話である。


◾️Trek ALR4 改

ロードバイクを購入したのは、2019年10月。Trekのemonda ALR4である。初めて購入したロードバイクがうれしくて、それからは取り憑かれたように走り回っていた。

ただ、体力的にも時間的にもあまり長距離は走れないので、近い時は20km、長くても60kmまでのライドだった。行き先でいうと、西は姫路城、東は明石城、北は県立フラワーパークというところだ。

フルーツフラワーパークに近いA-COOPで、いつも食べるおにぎり

自転車乗りの方ならお分かりだと思うが、自転車は乗っているうちにだんだんとグレードアップの欲望がでるもので、私の場合も、以下の通りのグレードアップを行っていた。

・ブレーキ:Tektro → Shimano Ultegra
・コンポーネント:Shimano Tiagra → Shimano 105
・ホイール:? → DT SWISS P1800

それなりの費用を注ぎ込んで、満足のいくスペックにグレードアップして気持ちよく走っていたのだが、それも2023年の8月30日までだった。

◾️事故

河川敷のガードパイプに衝突してフレームを曲損させてしまい、外乗りができない状態になってしまったのだ。

衝突したガードパイプは、土手から河川敷の遊歩道を横切って駐車場に続く道路に設置されており、車が河川敷の遊歩道に侵入しないようにするためのものである。

河川敷駐車場への入り口

私は写真の左から走行してきて、最初のガードパイプを通過した直後に、迂闊にもよそ見をしてしまった。そして、気がついた時には強烈な衝撃と共に体が宙を一回転し、遊歩道に叩きつけられていた。次のガードパイプに衝突したのだ。

前後のガードパイプ

全身に激痛が走り、しばらく動けなかった。寝転んだまま、目の前にある自転車のフレームを見ると、それは明らかに曲損していた。また、痛みが走る右手を見ると中指があらぬ方向に向いていた。てっきり折れたと思った。

痛いのを我慢して元に戻してみると、「コキ」っという音とともに真っ直ぐになった。痛みは相当だが、問題なく曲げることができる。どうやら脱臼だったようだ。

首が痛いので、打った頭を首でささえたようだが、頭自体に痛みはなかった。ヘルメットをかぶっていたおかげである。ヘルメットは割れていた。

◾️検証

ところで、一体どれくらいの間のよそ見がこの事故を招いたのだろうかと、後ほど現地を確認して計算してみた。

・二つのガードパイプの距離:約6m
・走行速度:当日の走行時速は不明だが、いつもの速度からすると
      20km/h〜23km/hなので、間をとって21.5km/hとする。

この数字から計算すると、私がよそ見をしていた時間は、ほぼピッタリ1秒なのである。完全に偶然だが、我ながらびっくりした。「注意一秒」だったのだ。

では「怪我一生」かというと、指の脱臼は今でも治りきっておらず、曲がりきらないし曲げると痛い。おそらくは一生このままではないかという気がする。

脱臼した右手の中指

◾️まとめ

本当にこの程度で済んでよかった、というのが率直な気持ちである。今回は相手がガードパイプだったが、これが車だったら命を落としていたかもしれない。

とは思うのだが、自転車が好きな気持ちは抑えられず、とりあえず今はローラー台に乗った愛車Trek ALR4 改を漕いでいる日々なのである。

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