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LCM-LoRAとLCMサンプラーを使ってみた話

今回、LCM-LoRAを使用してみたので記事にしてみました。ちなみに表紙はLCM-LoRAありのものです(記事後半に同じ画像あり)。
ちなみに、今回の使用環境はpaperspaceでのautomatic 1111です。バージョンは2023/11/20で最新のものを使用してます。
AnimateDiffを拡張機能でインストールしていると、最新版にアップデートしていると、デフォルトで「LCM」というサンプラーが使えるようになっています。
今回の検討ではFreeUという拡張機能を使用しています。これを使用すると画像の質があがるということで採用しています(というか必須と思われる)。
下記のリンクからLCM-LoRAがダウンロードできます。
他のリンクでも使い方の紹介が色々されています。


今回使用する画像
プロンプト
(whimsical girl with nature-inspired attire adorned with vibrant flowers and butterflies):1.5, (full body), standing:1.3, (painting a radiant rainbow with visible light refraction and translucency):1.5, (surrounding creatures with dynamic movement and interaction):1.5, (environment enriched with magical elements like whimsical trees, luminous rivers, and sparkling particles):1.5, (detailed with a high-resolution texture that conveys a touchable reality):1.5, +品質系

画像サイズ 512x512
シード値 固定し忘れた。。。
※LCM-LoRAはウェイトを0.5にしています。

プロンプトの内容からは、少女と虹と蝶、木あたりが出てほしい感じでしょうか

40ステップでのサンプラーとCFG値でのxyzプロット

 LCM-LoRAなし

時間:1min32s

20ステップでのサンプラーとCFG値でのxyzプロット

 LCM-LoRAなし

時間:49.6s

LCM-LoRAあり

時間:53.2s

10ステップでのサンプラーとCFG値でのxyzプロット 

LCM-LoRAなし

時間:28.2s

LCM-LoRAあり 

時間:27.1s

8ステップでのサンプラーとCFG値でのxyzプロット 

LCM-LoRAなし

23.1s

LCM-LoRAあり

24.2s

6ステップでのサンプラーとCFG値でのxyzプロット 

LCM-LoRAなし

20.3s

LCM-LoRAあり

20.2s

4ステップでのサンプラーとCFG値でのxyzプロット

 LCM-LoRAなし

15.1s

LCM-LoRAあり

19.1s

とうことで、比較画像を作成しました。

まとめ


LCM-LoRAを適応した際の画像の特徴は以下のような印象です
①低ステップにおいて、CFGが低い場合に画像がぼやけずに作成される。
②背景がよりシンプルになっている。
③CFGが2の場合に一番質が良さそうな画像が出来ている。
③LCMというサンプラーでなくても、明瞭な画像が出ている。

さらに、低ステップで、LCM-LoRAを適応しなくてもそこそこ良い画像を出力しているサンプラーもありました。
このあたりは今後、色々と試しがいがあると思います。

今回の検討では低いステップ数でも、DPM++SDE Karrasがプロンプトの反映力が高い印象がありました。
AnimateDiffにかけて見るとサンプラーの効果に関しては、異なる結果が出る可能性もあるので、今後も検討を続けて見たいと思います。





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