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BPMとフレームレートについての関係の考察的なもの:ParaseqでもFrameSyncと同じものが簡単に出来るなと思った話

先日、Framesyncというサイトに関する記事を記載しました。
その仕組みみたいなのを簡単に考察してみたところ、Paraseqでも同じものが簡単に出来そうだなと思った話です。

Framesyncは便利だと思いますが、どうもBPMとフレームレートを入れれば基本的な波形が出来るので、その2つの数値でキーフレームを抽出しています。

<BPMとフレームレートの意味>
①BPMは1分間当たりの拍
②フレームレートは1秒間あたりの画像枚数

ということになります。
実際の例で計算してみて、比べて見たいと思います。

例えば、BPMが120とすると、1分間、60秒で120回の拍があるということになります。
フレームレートは10にすると、1秒で10枚、60秒で600枚の画像となリます。
そのため、割り算をすると、1拍あたりは600/120で5枚ごとという計算になります。

FramesyncのHPで、フレームレートを10、BPM120で設定してみました。

設定
波形1
波形2(表題の画像)
下の数値

波形を見ていただければわかるかと思いますが、5の倍数のところで、波形の頂点が来ていることが分かります。ということで、計算した内容(5枚ごと)と一致したということが分かります。

ここで、過去の記事でも使用しているParasqの話に移ります。

Parasqのサイトで、BPMとフレームレートを入力するところがあります。

デフォルトの数値

ここで、先ほどのBPMとFPS(フレームレート)を入力します。
こんな感じですね。

次にParaseqの関数の所を参照します。

その中のOscillatorsという項目あたりを見てみます。

その例の所を見てみます。注目点は「8 beat period」というところです。
これは「8ビートごと」という内容になっています。
1ビートは何かというと、先ほど計算した1拍に相当します。

そのため、これを利用すると、FrameSyncと同じものが作製できると思われます。この関数だと上の「波形2」に相当するものが出来ます。
波形2だと1周するのに10フレーム、2ビート分使用していますので、
Paraseqの関数は「sin(p=2b, a=1)」になります。aは振れ幅です。

ということで、同じ波形がParaseqの関数を使用しても作成出来るという話でした。
この記事を作成した理由としては、FramesyncだとDeforumにコピペしてもうまくいかない場合があったり、あとは波形のバリエーションが少ないところもあったからです。

実際に音楽の楽器などに合わせる場合は波形の解析が必要なのかもしれませんが、このビートに合わせるだけであれば、Paraseqの関数を調整することでバリエーションを広げることが可能になると感じました。

波形の見た目はFrameSyncの方がカッコいいですね。

また、ストレングスの変化については、こちらの方が楽に出来ると思いますので、全てParaseqでの運用とするのもなかなか難しい気がします。



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