Stable diffusion Web UI「Automatic 1111」のクラウドでの再インストールのストレスを減らす工夫について
私自身は、paperspaceとAmazonのsagemaker studioで「Automatic 1111」を使用しています。
使用している中で、知らないうちに容量が増えて、上限をオーバーしてしまう場合や、原因不明のエラーを起こしてしまう場合などがあるため、そこそこの頻度で「Automatic 1111」を入れなおしています。
入れなおす際に、コマンドからダウンロードしたり、直接アップロードをすると時間がかかるので、今回はWebUIから直接行う方法について紹介します。
この記事は、再インストールの際に、あらかじめ保存しておくものや、有用な拡張機能について記載しました。
おそらくもっと良い方法があるかもしれませんが、それほど時間がかからない方法と思いますので、備忘録的な側面もあり記事にしました。
この方法については、paperspaceとsagemaker studio labでは問題なく使えるのを確認していますが、google colabは使用していないので確認していません。
あらかじめ保存しておくもの
「Style csv」
あらかじめ、覚えさせておいたプロンプトが記録されているものです。paperspaceでは、webuiのフォルダを開いたら、下の方にありますので、ダウンロードしておきましょう。入れなおした後に、同じ場所にアップロードすれば同じように使用することが可能です。
使用している拡張機能やLora、embeddingのリンク先のリスト
これが作製されていると効率的に入れなおした後の対応が出来ます。
私の場合は、メモ帳に、それぞれのURLを保存しています。
入れ直し後に必須の拡張機能
必須:SD-model downloder
Stable diffusion を入れなおした後、自分が使用したい拡張機能とともに、これをインストールし、再起動すると、model downloderのタブが新たに作成され使用出来るようになります。
SD-model downloderの使用方法
Civitaiなどで、使用したいmodelなどのリンクを保存します。
ダウンロードしたい、モデルの種類を選んで、リンクをコピーします。
今回だと、checkpointを選んで、コピーしたリンクを張り付けると、20-30秒程度すると、右側に概要が表示され、ダウンロードが出来るようになります。
ダウンロードの時間は非常に短いため、さきほど作成したリストのリンクを張り付けて、ダウンロードすれば以前とほぼ同様の環境に出来るかと思います。
クラウド環境だと、容量制限がありますので、モデルが1.99GBを越える場合は、拡張機能のmodel toolkitでサイズダウンをするのも良いと思います。最も、最近のものは、SDXLでなければ1.99GBぐらいのものが多いので気にしなくて良いかもしれません。
GitHub - arenasys/stable-diffusion-webui-model-toolkit: A Multipurpose toolkit for managing, editing and creating models.
このSD model downloaderは、コントロールネットのモデルも簡単にダウンロード出来るので、入れ替えしやすいのでノイズ法などの手法を試したい場合に一時的にダウンロードするなどの運用も出来るので重宝します。
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