海の付箋
回転しながら
黒くなってゆく球が
崖を転がりながら
翼を夢想する
それを見送る
絶壁にしがみつく小鳥
縛りつけるためではなく
解き放つために
海面に限りなく
近づきながら
何時迄も落ちない
あなたにとって
時は止まっている
掌で支える者の指が
海面の霧の上に
伸ばされる
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回転しながら
黒くなってゆく球が
崖を転がりながら
翼を夢想する
それを見送る
絶壁にしがみつく小鳥
縛りつけるためではなく
解き放つために
海面に限りなく
近づきながら
何時迄も落ちない
あなたにとって
時は止まっている
掌で支える者の指が
海面の霧の上に
伸ばされる
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