山仕事のある1日

山の仕事は朝が早いです。
材を運搬する人は、朝の3時頃からトラックで山に入り、集められた材を積んで運びます。
私がしている下刈りなどは、暑い時間を避けるために早朝から現場に向けて出発します。
現場へ行く間に、毎朝すれ違う林業や土木関係の車に出会います。
お互い早いので、知らない人達ですが妙に親近感が湧きます。
たまに休みか何かですれ違わなかった時は、少し寂しい感じがします。
帰りは作業で疲れているのと早起きで、運転中非常に眠くなってしまいます。
睡魔が襲ってくると、ガードレールに突っ込みそうになったり、中央線を跨いだりとヒヤッとすることがあります。
そんな時は木陰のある広い場所に車を停め、10分ほど仮眠をとるとスッキリします。
山から帰るとまだ明るいので、作業をしようと思うのですが、実際に家に着くと疲れて何もする気が出ません。
一度、山から帰って作業し続けたところ、その日の夜中に非常に気分が悪くなり、嘔吐と下痢で食中毒になったかと思うような症状が出ました。
どうやら疲れが溜まって体力が落ちていたようでした、
山仕事はとにかく体力勝負なので、体調を整えておかないと仕事ができなくなってしまいます。
仕事をしないとそのまま収入に響いてくるので、毎日元気でないといけません。
色々と山仕事の不安な部分ばかり書いてしまいましたが、早朝の山は美しいです。
山と田んぼに囲まれて、自分にとって毎日が新鮮な気分です。

山の上から

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