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新垣樽助さんが好きっていう日記

声優の新垣樽助さんに出会って5年ほどになります。
社会人になり、アニメもゲームも触れなくなって、
「最近の声優もうわかんないわw」と言っていたわたしが
声優オタクに戻るきっかけにもなり、
様々なものに触れるきっかけになった偉大なお声です。


まずお声がすき

心地のいい音は人それぞれだと思いますが、新垣さんのお声はわたしにとって一番ちょうどいいところに届いてくれる音です。
耳の一番くすぐってほしいところに触れてくれる。
声の種類も演技も無数にあるお方なのに、どの高さでもどの声でもちょうどいい。


安心と信頼の演技力

初めて新垣さんのお声を認識したのが「茜さすセカイでキミと謡う」の雑賀孫市さんの台詞。
彼の台詞ひとつひとつに台詞感がない、というのが第一印象でした。
アカセカのボイスはフルではなく、ストーリー内の特定の台詞にのみ声がついている形となっています。あまりノベルゲームに馴染みのないわたしはボイスでストーリーを読むテンポが崩れるのが好きではないのですが、孫市さんはまるでこちらに話しかけてくるように語りかけてくれるため、ストレスが全くありませんでした。
それからいろいろなアニメ、ゲーム、吹き替えなどに触れましたが、彼の細やかな演じ分け、様々な感情表現、声だけで動作を感じさせる巧みな技術には感動の連続。

特に「サンダーボルトファンタジー」の嘯狂狷のような、二面性のあるキャラクターを担当された時に、その変化に毎度驚きます。
猫を被ったやり手の役人→胡散臭いあくどい男→悪事がバレて狼狽える小物→開き直った粗野な本性→本当は彼が抱えていた野心……と次々に変化しながらも「嘯狂狷」であることはブレない演技は圧巻です。

「AI:ソムニウムファイル」は展開のネタバレとなってしまうので詳しく書けませんが、まるで自問自答のようなクライマックスシーンは耳が休まる暇がありません。

「刀剣乱舞」や「ホーンテッドオバケストラ」では一つの作品内で3役の演じ分けをされています。どのお声にも魅力があって個性的なのに、咳払い一つで切り替える様子はいつ見てもすごい。


お人柄がよい

2020年から始まった配信ラジオ「新垣セラピー」は、新垣さんがセラピストとなり「癒し」と届けてくれる寝落ち推奨番組です。
ただでさえお声に癒し効果が高いのに、ゆったりと紡がれるお言葉ひとつひとつが優しくて、ユーモアもあり、笑顔も素敵となれば、癒されるしかない。
月に一度生配信があり、リスナーのコメントをバサバサとさばきながら進行されていくお姿は心地よさしかありません。
また、メールでリスナーのお悩みに応えるコーナーでは、ご自身の経験や考え方を元にひとつひとつ丁寧な言葉をかけてくださいます。
インタビューや他のお仕事仲間さんからのお声から周囲に好かれるお人柄であることは存じておりましたが、その芯のある生き方には感心するばかり。
眠れない日に聞けば寝落ち間違いなしの素晴らしい番組です。


眼鏡がすてき

声優さんは本来声を届けてくださるお仕事ですが、いまは露出があるお仕事も多くて本当に尊敬します。
眼鏡が好きなわたしは普段から眼鏡のひとが無条件で好きになってしまうところがあるので、新垣さんの眼鏡姿が大好きです。

太縁はイメージ通りだし……

スクエア型もお似合いだし……

ハーフリムは色気がありすぎて素敵すぎる……

先日、新垣セラピー内で視力のご事情が判明しました。ドヤ。(←この人が送った下心満載のメールが読まれました。嬉しい)


音楽ユニット「樽生」

新垣さんは音楽ユニット「樽生」としての活動もあり、定期的にライブやラジオ、インスタライブや新曲配信などでも楽しませてくださいます。
元々作詞も作曲もでき、キャラクターソングに関わることもあった新垣さんの歌声は言わずもがな。
ギターの一生さんとの止まらないトークや、のんびりした雰囲気も堪能できる活動には感謝しか生まれません。
わたしは元々音楽界隈の人間なので、声優イベントとは無縁でしたが、音楽ユニットならハードルも低くて助かります。行商札幌はいまでもとても楽しかった思い出です。


最後に

まだまだ書ききれないほどの魅力がたっぷりあるお方ですが、印象に残っているお話をいくつか。

彼の芸名「樽助」はお爺様のお名前というお話。
新垣さんに出会った頃、わたしは亡くなった祖父の不在に慣れなくて落ち込んでいた頃だったので、お爺様が使ってらしたお名前を親しみやすくていい名前だと思ったというお話に心惹かれるものがありました。
(それまでふわふわしていたわたし自身のハンドルを「伍月鹿」と正式に決めたのもそのお話がきっかけです。「鹿」はわたしも祖父から受け継いだ名前です)

また、新垣さんが繰り返しお話してくださるエピソードの一つに「誉め言葉は全て有難く受け取る」というものがあります。
先輩から指摘されて意識するようになった考え方のようですが、つい「いやいや自分はそんな」と謙遜するのが美徳のような世の中で、自分にかけてくれた言葉を否定するのは褒めてくださった方に失礼。だから全て受け止めて糧にするとおっしゃってくださいます。
ひとは自分にしてくれたことが多いひとを好きになる、と言いますが、ファンをしている身として「好き」をそのまま受け取ってもらえることって、とても嬉しいことなんですよね。
勿論、多くのひとが「好き」と言われて悪い気はしていないと思いますが、常に「推し」の目を患わせてしまう存在である我々にとって神にも等しい存在から受け入れていただけるという有難さ。好きと言ってもいいと許可されたような喜び。ファン冥利につきます。
とはいえ何を言ってもいいわけではありません。これからもオタクは影から、時にはお偉い方へのアピールをし、推しの健康と美味しいご飯を祈ります。

まだまだ本当に語りきれない魅力は、定期的に語っていきたいと思います。

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