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京都アニメーション作品、吹奏楽部を舞台にした名作!

#好きな番組


響け!ユーフォニアム

オープニング曲が秀逸

TRUE(唐沢美帆)さんが歌う「DREAM SOLISTER」は、吹奏楽と調和したアップテンポでエネルギーを注入してくれるサウンドです。
TRUEさんのハイトーンボイスも魅力的で力強く、8年経った今でもファンから愛される名曲です。
また2019年、夏の高校野球全国大会で立命館宇治高校が出場した際、ブラスバンドの演奏が甲子園に響き渡りました。
同年7月、京アニ放火事件による悲劇に見舞われたこともあり、甲子園での演奏が多くの人々に勇気を与えたことでしょう。


実際に存在する場所を描写

舞台は京都府宇治市です。平等院鳳凰堂や抹茶で有名な宇治市は、外国からの観光客も多く、活気にあふれた観光地として知られています。
世界遺産に登録された宇治上神社や、宇治橋と呼ばれる宇治川にかかる美しい橋など名所がたくさんあります。
アニメではこれらの実在する場所が忠実に再現され、ファンたちにとって聖地として訪れる方も大勢います。
2015年にアニメ化された際、北宇治高校のモデルとなった京都府立菟道高校を一目見ようと多くのファンが押し寄せたともいわれています。

吹奏楽の魅力を演出

私自身も高校時代、吹奏楽部に所属しパーカッションを担当していました。
パーカッションは、リズムを刻んだりアクセントとしての役割が主で、一部の楽器を除いて音階を奏でることはありません。そのため、周りの人には何を演奏しているのかが分からないことも多いのです。
しかし、全体で演奏すると一つの音楽として完成し、パーカッションの役割がいかに重要かが分かります。
このアニメの主人公が奏でるユーフォニアムの演奏もリズムを刻むことが中心ですが、重厚な演奏を表現するためには欠かせないパートと言えるでしょう。
吹奏楽は各楽器が一つになったときに初めて、美しい音楽として成り立ちます。そのため、全員が一つの目標に向かって共に努力する姿は、青春そのものですね。
このような共感を呼ぶ吹奏楽の魅力が、『響け!ユーフォニアム』の中で鮮やかに描かれています。


団体競技ならでは

吹奏楽部はコンクールに参加し、全国大会を目指すことが最も重要な目標です。この目標に向かって、部員たちは一丸となり他校と競い合います。
強豪校になると部員数が100名を超える高校もあり、大会に出場できる人数に制限があるため、部員同士の競争も発生します。
また、意見の相違や派閥の形成など、時にはトラブルも発生します。
しかし、これらの困難を克服し、一致団結して目標に向かって努力する姿は、まさに青春の醍醐味です。

私もかつて吹奏楽を経験したこともあり、このアニメに描かれたトラブルや恋愛などの青春ストーリーが、当時の思い出と重なります。
京都アニメーションらしい描写とストーリーテリングは、自分の中で最高のもので、自信を持っておすすめできる作品です。
ぜひ、第1期から第3期までお楽しみいただき、吹奏楽の魅力に浸って下さい!


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