フマジメ早朝会議:あとがき feat.文具解説
物議を醸した相手役:屋敷数仁
自作小説「フマジメ早朝会議」の主人公・恭可の恋のお相手・数仁。
「第一印象はなまる」からスタートし、どんどん悪化していく構成にしたところ、まあ評判が悪い。
黒い印象を終盤でひっくり返せるのかどうか、冷や汗ものでした…
(最後まで書き終えていたので、祈るような気持ちに)
恭可のかわりに憤慨してくださるかたが多くて、うれしかったです。
数仁のデザインした万年筆を、お守りがわりに大事にしていた恭可。
彼女の万年筆愛が、設計者である彼にクリーンヒット。
それが伝わっているといいのですが…
恭可のキャラは、言うまでもなくリスがモチーフです。
「土の中にせっせと貯蔵しておいたどんぐりの存在をころっと忘れ、それが芽吹いてあらたな森となる…」という壮大なメルヘンボケをかます小動物って尊いですよね。
数仁のおかげで、デジタルイラストに転向した恭可。
恭可に感化されて、文具業界に転職した数仁。
互いに良い影響を与えあう関係を描いてみたかったのです。
30話という長丁場になってしまい、辛抱強くお付き合いくださったかた、ほんとうにありがとうございました。感謝しかありません。
手帳好きの習性
毎年9月になるとそわそわしだし、ロフトやハンズで新手帳をパラパラのぞくのが楽しみな私です。
買う気がなくても、何を書こうかなあと妄想する時間が、至福。
今年はトラベラーズノート(バーチカル)にしました。
分冊になっていて、軽くていい感じでございます。
手帳遍歴としては、マークスの「EDIT」手帳(1日1ページ)を3年使ったことアリ。
モデルにした手帳たち
数仁(きっちりタイプ):「フランクリンプランナー」
恭可(クリエイティブ):「ファイロファックス」
朝香(多忙な主婦):「ハイタイド手帳」
苑乃子(達観した高校生):「キャンパスダイアリー」
「ハイタイド」のブロックタイプにときめきます。いちどだけ購入。
「キャンパス」も2年くらい使ったかな。
今は表紙がかわいいのがたくさん出ていて、カルチャーショック。
*ファイロファックス直輸入取り扱い店・平和堂のサイトは、セキュリティー保護がなかったので、省略します。
モデルにした万年筆たち
▽数仁が手がけた万年筆(という設定)
木製は使うほどにツヤが出るそう。クールかつあたたかみもアリ。
数仁のキャラクターと通じるところがあると思い、採用。
木製のシャーペンを愛用していたことがあるので、ビビッときました。
▽数仁が恭可に贈った万年筆
(小説内では12色インクと脚色・実際は10色)
スロベニア製。ビビッドな色合い、おもちゃみたいな見ため。
恭可が恋に落ちそうなペンです。
インク沼が呼んでいる
色というものが好きなため、万年筆×インクにものすごく惹かれています。が、なんとか沼の淵で踏んばっています(つま先でプルプルと)
いったん足を踏み入れたら最後、絶対買い漁って使いきれないことに…
それは目に見えているので…
マスキングテープ収集で痛感しました。
あ、カラー筆ペンもコレクター化してました。
これ以上、手を広げぬほうが得策のようです。
上には上がいるのは承知していますが、マニアなトークにお付き合いいただき、ありがとうございました。
おまけ:記憶力クイズ
問:喫茶トモシビ30周年パーティーの特別ゲストは、次のうちだれ?
①マスターの初恋相手・まり子(シッポ・マリコの由来)
②恭可のファン第一号・唯/ユイ(フリマで初対面)
③常連の厳格な紳士・芝元氏(恭可にお菓子の差し入れ)
④広大の友人・安藤(アニメ監督志望)
コメント欄にて、ご回答承ります。
それでは、また~
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