「いい奥さんに出逢った人が成功できる」について。

どーもKUMAOです。

YouTubeのショートで、どこかの会社の社長さんが、「いい奥さんに出逢えないと成功できない」
と、言っていた動画をたまたま見たので、私なりに思考してみます。


まず、私は経済的に今の所成功してはいません。
なので、「お前に何が解るのか」と言いたくなるでしょうが、まあまあ、落ち着いて下さい。今回の論点は「成功するには何が必要か」という点ではありません。
そして今回の話の「成功」については、経済的な成功とします。
それを「成功」と呼ぶのか、という議論は今度にしましょう。

さて、参りましょう。
 


動画の内容としては、「素晴らしい奥さんに出会えない人は成功できない、素晴らしい奥さんの条件は〇〇な人、〇〇な人で、、、、こういう人が奥さんだと成功できる」というような内容です。
決してエラそうな横柄な話しぶりではなく、凄く紳士な口調でした。

コメント欄には、

「俺の奥さんは全然あてはまらない。だから成功できないのか。」
「俺の奥さんは全然そういう人じゃなかった。離婚したけど後悔してない。」
「賛同する。奥さんの存在はデカイ」
といったコメントが寄せられていました。


私はすごく違和感を覚えます。
(ちなみに私は既婚です。)

そもそも、「結婚して自分をサポートしてもらう」という考えがどうかなぁと思うのは私だけでしょうか。
良い奥さんの条件を列挙して、まるで高級外車を買うのにカタログ眺めているかのように思えてしまう。(それは言い過ぎか。)

この違和感の正体とはなんなのか。


それは、 

自分が主人公であり、
それ以外の登場人物は全て脇役

のような感じがしてしまうからだと思います。

自分の人生という軸で考えれば確かに奥さんも登場人物ですし、子供も、登場人物の一人でしかありません。
でも、奥さんにも、子供にも、自分の人生がある訳です。
すごく当たり前の話です。
本人に言ったらそんなん解ってるに決まってるだろうと言うでしょう。


でも、「一人一人に尊厳があり、平等に権利がある」という事までは意識できているでしょうか?
そうは思えません。

つまり、「他者を尊重する」という考えが抜け落ちちゃってる気がします。

成功するには良い奥さんのサポートが必要
と考えるのは、裏を返せば、奥さんの自由をある程度までなら侵害する権利を旦那は持っていると勘違いしている気がしてしまいます。

そんな訳はありません。

収入が増えたとて、社会的地位が上がったとて、誰かの自由を奪う権利はありませんよね。

人と人とが支え合う、サポートをする、されるという関係は歪曲した関係性に思えます。

支え合うというのは、そこに少なからず利害が発生するからです。利害が発生するから余計な緊張だとか、不安もついてきます。
それは、果たして奥さんにとって幸せでしょうか。愛情が浅すぎやしませんか?

支え合いではなくて、お互いが協力すればいいと私は思います。

パートナーにしても、親子にしても、利害の発生しない人間関係を築き上げるのが、幸福に向かってゆく鍵になるのではないでしょうか。
「成功」は、そういう関係を築ける人がするんじゃなかろうか。
必要なのは奥さんのスペックじゃない。


動画の社長さんの表現がたまたま、「成功するには」にフォーカスし過ぎた結果、そういう言い回しになっただけなんじゃないかと思いますが。
コメント欄も含め、あまりにも幻滅したので記事にしました。

私が正しいかは解りませんけどね。😅

これを読まれている方はどう感じるでしょうか🤔

それではこの辺で。

ではまた!!

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