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応募総数800件超え!『白鳥とコウモリ』モノクロ写真コンテスト 結果発表

4/7の『白鳥とコウモリ』の刊行に先駆け、2/23~4/21までの期間で開催していました「『白鳥とコウモリ』モノクロ写真コンテスト」。

Twitter、Instagram、Googleフォームの3媒体から募集を行った今回、すべての媒体合わせて823件の応募をいただきました!
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

こちらの記事では、大賞からオリジナルグッズ賞まで、入賞された全42作品をご紹介します。どの作品もモノクロならではの美しさとシャープさに満ちた素晴らしい作品ばかりで、選考の際にはどの作品を選ぶか、運営内で嬉しい悲鳴があがっていました。

以下、『白鳥とコウモリ』担当編集からのコメントになります。

今回の応募のテーマは「手放したくない瞬間」でした。(自由テーマと課題テーマでの両方の応募可能でしたが)
それは、『白鳥とコウモリ』の作品の中のある登場人物が言う「幸せな日々はもう手放さなければならない」というセリフから来ています。

みなさまにとって幸せな日々とは、幸せな瞬間とは何でしょうか。私は応募いただいた色んな写真を拝見して、こういう時代だからこそ、みなさまが実感している「幸せ」に触れ、とても温かい気持ちになりました。

コンテストという形式上、作品を選ばせていただきましたが、ご応募くださったみなさま、本当にありがとうございました。

大賞、優秀賞への入賞作品は、ご応募いただいた作品を使用し実際に『白鳥とコウモリ』のカバーデザインを担当されたデザイナーの方に、「世界で一冊だけのオリジナルカバー」を作成いただきました。書籍とともに、大切な思い出としてお持ちいただけますと幸いです。

それでは、今回の入賞作品はこちらです。

大賞

「側溝散歩」

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応募者コメント
お散歩中、側溝を歩くことが楽しくなった息子たち。垂れ下がる葉っぱを見つけて二人でしばらく観察していました。
担当編集より
子どもたちの白黒コーディネート。後ろ姿の可愛さもさることながら、
こんな小さな二人がこれからどんな風に成長して、この二人はどんな関係になって……と
想像するだけで幸せな写真です。小さくて可愛らしい子供時代は手放したくないけれど
この子たちの未来についつい思いを巡らしてしまう、あたたかい「一瞬」でした。

こちらを作品を使用して作成したオリジナルカバーはこちら↓

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カバーデザイン 鈴木成一デザイン室

優秀賞
「崩れゆくもの」

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応募者コメント
日本橋のビル街で、時間が止まったかのような空間に遭遇しました。
この家だけが取り残され、まるで崩れゆくのを待っているかのよう。
いずれ解体され新しいビルへと生まれ変わる前に、モノクロフィルムに収められたことは大変幸運でした。
担当編集より
『白鳥とコウモリ』の舞台は門前仲町ですが、日本橋のビルということで
その趣や写真が醸し出す「時間」の色合いに何か共通するものを見て引き込まれました。
物語では過去の過ちが、知らず知らずのうちに現在、未来へと悲しい運命を導きますが、私たちの知らないだけで過去は確かに存在していて、時間の経過が人にも建物にもしっかり染み込んでいるのだなと思わずにはいられない写真です。ひっそりとしているのに雄弁な印象的な風景です。

こちらを作品を使用して作成したオリジナルカバーはこちら↓

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カバーデザイン 鈴木成一デザイン室

「核家族。」

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応募者コメント
それぞれの役割を夫は夫で精一杯、私は私で精一杯
お互い自分の役割で夫は夫で精一杯、私は私で精一お互い自分の役割で
いっぱいいっぱいになる事があるけどお互いを思いやる気持ちは大事にしないとね
担当編集より
よく見ると、小さな赤ちゃんに差し伸べられるのは、お母さんの手と、お父さんの手のように見受けられました。
まだまだ新米のお父さんとお母さんのおっかなびっくりさと、そして何よりもお子さんと大切に思う気持ちがその手から、写真から溢れています。
まさに「手放したくない」一瞬であり、存在だなぁと、こちらも優しさと幸せな気持ちに包まれました。

こちらを作品を使用して作成したオリジナルカバーはこちら↓

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カバーデザイン 鈴木成一デザイン室

「チームメート」

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応募者コメント
少年野球の練習で、チームメートと相談している瞬間。
担当編集より
人と集まったり一緒にいたり話したり。何気ないことが自由にならない時代になりました。そんな中で、「仲間」を感じる写真に胸が熱くなりました。友達や仲間や家族。自分にとってかけがえのない人といつでも集まれるわけではない、会えるわけではない。
けれども、自分のとって大切な人たちがいるということ、いたということ、そういう存在や記憶が、人を支えていくのだろうなと思います。
手放したくない思い出であり、手放したくない人たちの写真だなと思いました。

こちらを作品を使用して作成したオリジナルカバーはこちら↓

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カバーデザイン 鈴木成一デザイン室

白鳥賞

「別れの刻」

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「ずっと一緒にいたい存在」

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「恋の始まり」

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コウモリ賞

「仕事帰りに一杯飲む日常」

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「ストライプ」

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「おててつないでらんらん」

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「日々のありがたみと幸せ」

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オリジナルグッズ賞

「お気に入りの椅子」

オリジナルグッズ1

「夜桜」

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「姉妹でこども神輿を担いだとある夏」

オリジナルグッズ3

「記憶」

オリジナルグッズ4

「旭山動物園」

オリジナルグッズ5

「晴れた日の青い空」

オリジナルグッズ6

「我が家のペットたち」

オリジナルグッズ7

「子供が保育園でつくった作品」

オリジナルグッズ8

「光的」

オリジナルグッズ9

「羽根が生まれ変わる瞬間」

オリジナルグッズ10

「エスカレーター」

オリジナルグッズ11

「ガクが星形の桜と手作りの子牛」

オリジナルグッズ12

「達磨たちの眼光」

オリジナルグッズ13

「絆」

オリジナルグッズ14

「走り出す瞬間」

オリジナルグッズ15

「今までありがとう。」

オリジナルグッズ16

「心に残る語らい」

オリジナルグッズ17

「裏小路」

オリジナルグッズ18

「湖面に浮かぶ白鳥」

オリジナルグッズ19

「水面鏡と僕」

オリジナルグッズ20

「氷瀑」

オリジナルグッズ21

「Industrial」

オリジナルグッズ22

「ふぅー」

オリジナルグッズ23

「都市に潜む」

オリジナルグッズ24

「マネージャー」

オリジナルグッズ25

「【Laputa sky in the water】」

オリジナルグッズ26

「東雲」

オリジナルグッズ27

「恒例の花火」

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「少年たち」

オリジナルグッズ29

「七五三」

オリジナルグッズ30

たくさんのご応募、ありがとうございました!

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