見出し画像

繋いだ時には思いもしなかった12年後の光景

鳥取県の農村地域に大学生を送り込む仕事をしている、ゲンヨウです。
僕自身も、静岡県から鳥取大学に来て、そのまま鳥取に残っているので、最初の被験者は自分です(笑)

先日、鳥取県信用保証協会さんから、ご縁をいただいて事業承継セミナーを企画させていただきました。講師には、京都から2名招きました。
(鳥取県保証協会のweb http://www.cgc-tottori.or.jp/news/1061

八百屋を継いだ近藤さんと旅館を継いだ小野さん。実はこの二人とは12年前に鳥取県の智頭町中島集落で会ったのがご縁でした。当時、二人は立命館大学生、僕はNPOを初めて4年目の26歳、いろんな企画が初めてチャレンジするという状況でした。やったことは、都市部の大学生と鳥取の大学生が二泊三日の農村体験をするというものでした。

写真が小さすぎてわかりませんが、田んぼでバレーをやった後の写真です(12年前です)。前列で寝てるの右側が僕、真ん中の後ろの列が近藤さん、右の恥の方が小野さんかな(たぶん)。

建てたばかりの地区の集会所(伝承館)、都市部住民との利活用が必要って話と、当時たまたま知り合いになった立命館大学生とのご縁もあり、開催にこぎつけます。

6月にプレ体験をさせてもらい、8月が本番という流れ。プレ体験では集会所を使うことを認識してなかった住民の方と、僕らを受け入れてくれた方が外で言い合いになっているのをトイレの窓から見ちゃったり・・・ドキドキ。

この時に、僕らの陰で守ってくれている人もいるんだなと確信。地域の周りの人にもしっかりと思いが伝わるような仕組みを入れないとダメだなぁと工夫しました(8月には、ムラのいいところ発表を学生がやったのと、色紙を作成して地域に残しました。これは最後まで続きました)

そして12年ぶりに、来ることになると話をしたら、地域の方々がカレーを作って待ってくれてました。

最初はお弁当の予定だったけど、朝イチ電話で
「カレーくらいは作るから一緒に食べよう」

実はカレーは、野菜取り体験させて、足りない食材はムラを歩いて、もらったりして自分たちで作った当時のメニュー。
「ルーと肉以外はムラのものだよ」
というコメントに、近藤くんも、
「同じ味、懐かしいなぁ」

一時間弱でしたが、ご縁が繋げて本当に良い時間でした。

「家族で泊まりに来なよ」

そんなやり取りもされてました。繋がるご縁は繋がるなと不思議な感じでした。

講演会は、盛況の感じで無事に終了。二人とも経験に裏打ちされた話が面白く、会場も聴き入ってました。

素敵な二人なので、是非、お店に行ってください。

近藤さんの八百屋さん”西喜商店” 京都の鉄道博物館近く
西喜商店 https://nishikisyouten.storeinfo.jp/

小野さんの旅館”綿善旅館”とゲストハウス”京都ホステル禅”
綿善旅館 http://www.watazen.com/
京都ホステル禅 https://kyotohostel-zen.com/

応援ありがとうございます。サポートいただいたお金は学生の相談の時のカフェ代にします。