見出し画像

社畜カフェという時間

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。鳥取駅前に、まちづくり会社”まるにわ”として、シェアオフィスをつくりました。その場所で月に1度、社畜カフェという企画をやっています。冒頭の画像にあるような感じです。

1.22:00を過ぎて作業をやる場所がない

もともと、若手社会人の学びと実践の場として”マーチングスクール”という企画をやっています。実践者の話を聞いたり、集まったメンバーでやってみたいことを実現に向けて動いたりしています。

その中で、『鳥取では22:00にカフェが閉まってしまうので、夜遅くに作業をやりたくでも場所がない、周りが少し音がしていたりする方が集中できたり、ふとあった人とビジネスの話とかできたら良い』という話がありました。

鳥取だと、スタバやコメダ珈琲が遅くまでやるカフェ空間ですが、22:00までです。それ以外はファミレスくらいしかないんですね。更に電源がある場所は限られるし、ファミレスで長くいるってのもなんだか気が引ける(個人的には)。

周りに音があるというのも確かに大事で、少し音があったり、誰かが周りにいた方が集中できる場合もあります。少し知らない人の方が良いのかも。家よりも外の方が良いという人もいると思います。

とにかくやってみようということで、21:00から作業のためのコワーキングスペースとして月1回、開催することにしました。シェアオフィスの1階はコワーキング的に使える場所なのでちょうど良いですし。駅前なので、各種アクセスはしやすいかなと。

2.珈琲とスイーツをお供に

オフィスには、少し交流がしやすいようにミニキッチンとバーカウンターを作っています。そこに珈琲をつくるセットもあるので、珈琲はお出しするようにしました。第一回は鳥取珈琲館さんにお話して、深夜作業に合う豆を教えてもらって、それを出しました。コーヒーはサービスの場所代が500円。peatixで決済しています。

更にメンバーに、Totto PURINの川村さんが入ってくれているので、プリンセットだったり、先日OPENした生チョコのセットが用意できています。第一回は頑張りすぎて、かき氷も出していたので(しかもサービス)川村さんの仕事が進まない(笑)。

ひと段落したところでの、ミニご褒美は良いなと思っています。

3.オンライン社畜カフェ

第二回から、オンラインで作業をしたい人も参加してみたいという話が出ました。zoomをつないで、オンラインの作業部屋を作っています。オンライン側でも久々にあった人がコミュニケーションを取ったり、鳥取市内ではない人と近況が共有できたりと面白いなと。

作業のやり方もポモドーロタイマーを使って作業タイムとコミュニケーションタイムと分けてやっています(オンラインチームは)、これはりょうかんさんに教えてもらったやり方でなかなか進んで良い感じです。波とか焚火とかいろいろあります。

4.社会にたくわえる機会=”しゃちく”として

そもそも、働き方改革などで遅くまで働くのはNGとなりました。僕も経営者なので、従業員に遅くまで無理して働かせるのはNGだという考えです。ただ、複業の時代も始まったり、若いうちの自己投資のために場所を使いたいという気持ちは良く分かります。

創業期は時間の概念なんかむちゃくちゃでした。大学生との打合せとか21:00からだったので、日を跨ぐまで議論してたり、キャッチコピーを紙に100枚くらい書いて部屋に貼りまくってみたいなこともやりました。何かに集中したり、時間を自分で選んでかけられるのは大事かなと思います。

社畜と一般的に捉えると、自己決定権が無い状態で働くことであり、それは悪です。ただ、僕らが”しゃちく”と呼ぶのは、社会にたくわえる(何かの貢献を生む)という前提と自己決定で時間を使うという前提のもとにこの企画をやっています。

やりたい人がいるなら、やる選択肢を与えるのはあり

そんな価値観を基に運営しています。参加者が何か、次の一歩を踏むための時間、自分の成長のための時間として場所を使ってくれるなら嬉しいです。

5.社畜カフェでつながる縁

社畜カフェを起点にして、人通しが繋がったりするパターンも少しずつ出ています。もしくは、会いたかった人に会えたりしているパターンも。

過去には、急にベンチャーに関する講義が始まったり、お店の出店に関する講義が始まったりなんてことも起きています。

基本は作業を進める時間ではあるのですが、どうしても活動的な人が集まるので、話が生まれたりしています。それはそれでありかなと。

作業を進めたい人には、音が大きくなるのは気になるかもしれないので、その辺のグラデーションを運営側で工夫する必要はありそうですが。

毎月、実施しています。2月も月末に予定中です。気になる方は、以下のpeatixをフォローしておいてください。

今日はここまで。

今日のおまけ記事は、コロナが身近になってきたなと感じることをつらつら書きます。

ここから先は

1,149字

¥ 200

応援ありがとうございます。サポートいただいたお金は学生の相談の時のカフェ代にします。