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卒業生のみんなへ(2023年度)

朝晩の寒さはありますが、少しずつ春に近づいていると感じる日々ですね。鳥取市でNPOを経営するゲンヨウです。若者×地域のプロジェクトをいろいろやっています。

3月は巣立ちの時期、卒業生を送る時期がやってきました。今年も3年生を中心に計画してくれて追いコンとして実施でした。これなかった学生、二次会から合流組などもいたので、ここにお祝いの言葉を残しておこうと思います。今年は最初の挨拶だから難しかった~。

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとう!
毎年言ってますが、新歓で顔をあわせたみんながあっという間に卒業ということで、4年間の早さを感じます。特に今年の4年生はコロナ真っ只中世代だったので、いろいろ制約の多い学生生活だったと思います。入った時はオンライン授業、サークルの活動も特になく、入学前に抱いていた大学生らしいことはできてなかったかもしれません。

そんな中、バンクの活動は、当時の2年生(みんなの1個上の学年)と話もしながら、農作物の時間は止められないこと、屋外の活動であることなど、出入りのルールを決めながら運用し継続を選びました。NPOとしての事業なので、判断は組織としてしましたが、その中で、飛び込んできてくれたのは嬉しかったですね。

みなさんの学年は制約がある分、その中で最大限動くチームだったかなと思います。周辺環境の変化は徐々にありましたが、2年生にあがり幹部学年になり、その中でみんなが背中を示してくれたからこそ、下の学年(今日、企画してくれてる3年生など)が制限の中でも工夫すればいろいろできることを引き継いで体現してくれています。ありがとう。

卒業に向けてせっかくなので3つお伝えしたい事があります。1つ目は、学びです。社会に出ることで、学びの質が変わると思います。これまでは学ぶが軸足だったと思います。就職組は特に「成果・結果」などが求められていく。教えてくださいではなく、学ぶだけに留まらない姿勢が問われます。最初はどんどん教えてもらえば良いと思いますが、どう役に立てるかも同時に考えるのが必要になります。

仕事に忙殺されると、今度は学びの部分が薄くなってしまいます。でも変化の大きな時代なので、何を学ぶのかの面も大事ですし、結果的に学べたなと振り返る時間を取る事をお勧めします。振り返りを通じてやってきたことが学びに昇華したり、やる事への目的意識が変わったりします。

2つ目は、複数の目を持つように。就職して組織になじんでいくことも大事です。一方で社会は多様で、複業なども始まってきていていろんな考え方や価値観で世界は回っています。自分の組織の価値観ややっていることを、俯瞰して見られるように複数の目を持ったり、複数の組織に関わりを持ったりすることが結果的に、本業にも良い影響を生む時代になってきました。複数の目を持つことを意識しましょう。

3つ目は、しなやかに。毎年言ってますが、バンクのみんなは優しい。世間に出ると優しい人が、背負いすぎたり、一人で悩んじゃう場面を見ることがあります。いい意味でつなぎ役だったり、世話人だったりすることもありますが、心と体が悲鳴を上げない程度にしましょう。周りも大事ですが、まずは自分を大事にすること。抱えすぎないこと。しなやかに。

相変わらず、見通しが良く分からない時代ではあるので、その場その場で考えて決めていくことが多くなると思います。正解なのかもわからない。悩ましいけど、周りに頼りながら進んでいきましょう。

鳥取にも遊びに来てください。僕も出張の時は声掛けします。ごはんでも行きましょう。卒業、おめでとう。


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