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岐阜県・奥飛騨温泉旅行・3日目「新穂高ロープウェイ」「奥飛騨クマ牧場」「白骨温泉公共野天風呂」

3日目。2泊3日の旅行の最終日。

朝食バイキング。私の好きなものが並ぶが、前日の焼肉の胃もたれが残っており食欲はゼロ。

とにかく食べたいものだけを盛り付けたので、フレンチトーストにクロワッサンと、魚に味噌汁、白米が並ぶめちゃくちゃな朝食になってしまった。

ただ高山名物のプリンも食べることができて、これが少量ながら美味しかった。

ホテルを出ようとするとフロントの人が友達に謝罪していた。

なんでもオンラインで既に宿泊料をいただいていたにも関わらず、チェックインの時に二重で料金を取ってしまったらしい。

そういえば前日に友達が「料金、払ったと思ってたけどなぁ」とボヤいていたのを思い出した。

店員さんは外国人でカタコトで言葉の意味もわかりづらかったし、友達は怒ってちゃんとした説明を求めていた。

あまり人前で怒りをあらわにするような友達ではないため私は少し驚いた。気まずくて駐車場の方に移動した。

後から聞いたら「そんなに怒っていたわけではないが、アメニティの1つでも貰えないかと思ってゴネてみた」と言っていた。

嘘か本当かわからないが、中々に嫌な性格の人間だ。私にもそういうところがあるから、あまり人のことは言えないのだけれど。

気を取り直して車に乗ると「新穂高ロープウェイ」に向かった。

この場所は友達の希望で行った場所で、なんでも世界でも人気のある素晴らしい景色が見られるらしい。

入場券を買おうとすると1つの駅を経由して頂上まで行って戻ると往復で3300円とのことだ。

私が世間知らずなのかもしれないが、ロープウェイで3300円は高く感じた。往復でも2000円ぐらいというイメージだ。

友達も高く感じていたようで「上の駅まで行った方がいいんですか?」と聞いていたが「多くの方は行かれますね」と受付の方は言っていた。

ここでゴネても仕方ないので3300円のゴンドラ代を払うと入場した。

ゴンドラは2つあり途中駅で乗り継ぎをして頂上に向かう形だ。

2つめのゴンドラは日本で唯一の2階建てのゴンドラとなっていた。

こういう時、2階に何がなんでも乗るべきだと思うのだが、友達は興味がないようで「1階のが空いている」と言って1階に入っていった。

ロープウェーからの景色も圧巻だったが頂上は凄かった。春にも関わらず雪景色が広がり幻想的だった。

また広場のようなところで雪の上を実際に歩くことができた。まさか雪道を歩くことになるとは思わずスニーカーで来ていた私は何度も転びそうになった。

喫茶店もあったのでコーヒーをいただいた。及第点のコーヒー、マクドナ○ドのコーヒーぐらいの美味しさ。何にしても味を論議するような場所ではないのだろう。

ロープウェーに乗って元来た場所に戻ると近くの野天温泉に寄った。写真なしなのだが、かなり狭めの更衣室で水着に着替えると開放感のある温泉に入った。

ここはヌルめの湯でダラダラと滞在できそうだったが、急な雨が降ってきたので移動することにした。

次の目的地は「奥飛騨クマ牧場」だ。これは動物園の好きな私が友達に無理を言って連れていってもらった。

友達はクマに興味がないので最初は乗り気ではなかったが、いざ牧場に入ると100円で買える餌をクマに投げて「思っていたより楽しいな」とはしゃいでいた。

牧場にいるクマの大半はツキノワグマで豊富な種類がいるわけではなかったが、東京の動物園でクマを見る機会はあまりないので新鮮に思えた。

クマ牧場を出ると今回の旅行の締めとして白骨温泉に行った。

ここにはいくつか入れる日帰り温泉があるのだが、その中で「白骨温泉公共野天風呂」に入った。

これも野外にある温泉だったが、銭湯みたいにシャンプーやボディソープ、シャワーが完備されており、先ほど入った風呂に比べるとしっかりとした施設だった。

こちらは私の苦手な熱めの湯だったが、しっかりとした硫黄臭が温泉らしさを感じさせて好みの温泉だった。しっかりと疲れが癒される気がした。

風呂上りには冷蔵庫からラムネを取り出して飲んだ。休憩所も充実していた。

温泉を後にすると、ゆっくりと東京に帰っていった。途中の諏訪湖SAで辛味噌野沢菜の「おやき」を食べた。

「おやき」を食べるのは初めてだったが甘辛の味噌やモチモチとした食感が非常に好みだった。

東京に戻ると「ここが下ろしやすい」ということで武蔵境の駅に降ろしてもらうことになった。

ここから電車を乗り継いで帰ったのだが、せっかく普段は行かない駅に着いたので「つばさ家」という家系ラーメン屋に行くことにした。

久しぶりに家系ラーメンを食べたのだが胃もたれしていてもわかるぐらいに美味しくて、正直、旅行先で食べたものよりも感動した。

そんなこんなで久しぶりの2泊3日の旅行。これまで人と長時間一緒にいることもなかったし、自分のペースで起床したり食事を取れないのでストレスになることも多かったが、友達の配慮のおかげもあって総じて楽しく過ごすことができた。

また白川郷や温泉巡りは私が車を運転できないこともあり、1人では組めない旅行日程だっただろう。

普段は1人で電車やバスを併用して行ける範囲内で動いているが、たまにはこういう旅行も良い経験になった。

生きている限りは新しい経験をしたいし、また何かしら旅行の予定を練って出かけたいと思った。

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