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鶴川「龍聖軒」「喜楽里 別邸 横浜青葉店」「彩キッチン ゆらり」

「こどもの国」にできた銭湯に向かうために神奈川に向かった。

ちなみに関東圏以外の方に説明すると「こどもの国」というのは神奈川県横浜市にある子供の遊び場となる施設や、その周辺の地名を指した言葉だ。

幼い頃に親に連れられて行った記憶があるが、何があったのかは正直覚えていない。

「こどもの国駅」という電車の駅もある。

まずは小田急線の鶴川駅で降りた。この駅から銭湯への無料シャトルバスが出ているのだった。

バスの到着時刻より少し早く着くと「龍聖軒」というラーメン屋に向かった。

2019年にオープンしたばかりの比較的新しいラーメン屋だ。

鶴川駅から徒歩10分ぐらいという事で軽く考えていたのだが、登山レベルの坂道の上り下りがあり思わぬところで運動させられることになった。

坂を下ると住宅街にポツンと建つラーメン屋を見つけた。

昔ながらの外観が期待を高めるのだった。

券売機で食券を買おうとしたら5000円札しか持っていなかった。

店員さんに言って両替してもらったのだが、1000円札が3枚…3000円しかなかった。

「3枚しかないですよ」と声をかけると2000円分、追加で渡してくれたのだが、1000円以上もお金を間違えられて謝罪の一言もなかったので少し怒ってしまった。

怒れば謝ってもらえたのだが、こちらも気分がいいものではないし、こういう時にどうするのが正しいのか未だによくわからない。

だからと言って黙っているのも癪に障るので思ったことは言っていこうと思った。

気を取り直してラーメンだ。こちらはチャーシューは柔らかく、ワンタンは食感が心地よい、トッピングが全体的に秀でていた。

しかし何よりスープが美味しかった。卓上のしょうがやにんにくで味変しながら久しぶりにスープを完飲した。

また坂道を戻って駅に着くとバス乗り場に向かった。

私が乗り場に着いた頃は誰も待っておらず、もしかしてバスは来ないのではないかと不安になった。

しかし無料シャトルバスが到着すると、どこからともなく人間たちが湧いて出て満車に近い状態になった。

バスに揺られて数十分、高台にある銭湯の前に到着した。

中に入って脱衣所で着替えると入浴スペースに入った。

実は開店したばかりにも関わらずGoogleの口コミがあまりよくなかったので、期待せずに行ったのだが、想像していたよりも空いていたし銭湯スペースも快適だった。

確かにサウナの時計が見えづらいとか、サウナ室の周りがごちゃごちゃしているだとか、館内の広さに比べてお風呂の広さはそこまでではないとか、改善点はあるものの、概ね好印象な施設だった。

特に露天スペースから竹林を眺める事ができるのは素晴らしい景観で、この絵面だけでも入館料の元が取れた気がした。

なんだかんだでサウナと寝転び湯を交互に行っていたら3時間ぐらいあっという間に経っていた。

サウナ上がりはコーヒー牛乳を飲んで少しゆっくりした後、併設の食堂「彩キッチン ゆらり」で食事をすることにした。

注文したのはラムマーボー飯とオロポ。オロポはセット料金で数十円安くなるのに釣られて頼んでしまった。

ラムマーボー飯は想像していたような辛さはなかったが、今までに食べたことのない個性的な味わいだった。少し癖があるのが美味しく感じた。

最近はスーパー銭湯の広くてwifiも使える環境が気に入っていて館内で晩飯を食べる事が多いのだが、どこも下手な個人店よりも美味しく銭湯の食事のレベルが上がったんだなと思わせられた。

帰りはシャトルバスの時間が終わっていたので「こどもの国駅」まで歩くと、こどもの国線という滅多に乗らない電車に乗って帰った。

牛の描かれた電車が可愛らしかった。

期待半分、不安半分で行ったスーパー銭湯だったが想像以上に良い施設で満足度が高かった。

また適当にできたばかりの銭湯に顔を出そうと思った。

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