花車📚

読書が好き。色々な本を読み、考えたことを記します。 和書も洋書も読んでいきます。 最…

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読書が好き。色々な本を読み、考えたことを記します。 和書も洋書も読んでいきます。 最近の読書🌷ミステリをよく読んでいます

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【読書】本の選び方

私は読書が好きだ。普段は本を読んで考えたことを発信しているが、今回はどのような本を選んで読んでいるのか、分類別に紹介していきたい。 1.「面白そう」な本 やはり、一番多いのは、単純明快、「面白そう」な本である。この分類に属する本とは、様々な形で出会う。こちらから探しに行くというよりは、向こうからやってくることも多い。 「面白そう」な本との主な出会い方は、以下のとおりである。 ----- 🔶新刊書・話題書から(本屋大賞受賞作などもこちらに入るが、どちらかというと次の2.

    • 【読書】『子どものための哲学対話』永井均

      こんにちは、花車です。 『子どものための哲学対話』(永井均 著)を読んだ感想文です。必ずしも共感は得られないと思うのですが、せっかくなので投稿します。人からの評価を気にする、かつての優等生の誰かに届くと良いなと思っています。 ★★★  「なにか意味のあることをしたり、ほかのだれかに認めてもらわなくては、満たされない」のは「下品」、「下品な人は、道徳的な善悪を重視しがち」で、その理由は「自分の外側にしか、たよるものがないから」。  ペネトレの言葉にどきっとした。耳が痛かっ

      • 【読書】アガサ・クリスティー⑦

        皆さんこんにちは、花車です🌷 今回は、クリスティー作品に関して書いていきます。 今年初です! いつもどおり、5冊紹介します。 これまで紹介してきた作品はこちらから↓ それでは早速見ていきましょう! 31.『ハロウィーン・パーティ』 題名は楽しそうなものですが、実際には、ハロウィーン・パーティの後、ジョイスという女の子が水の入ったバケツに顔を押し込まれて亡くなっているのが見つかるというショッキングな事件が扱われています。 まだ読んだことがないという方は、今年のハロウ

        • 【読書】本屋大賞ノミネート作品【5冊紹介:後半】

          皆さんこんばんは、花車です。 本屋大賞ノミネート作品、10冊読み終わりました! 今日は、後半の5冊を紹介していきます。 前半の5冊は、よろしければこちらからどうぞ↓ 今回の5冊は、少し生きづらいな、疲れてしまったなと感じている方に寄り添ってくれるような作品ばかりです。 そんな誰かに届くと良いなと願いながら書いていきます。 『川のほとりに立つ者は』寺地はるな 清瀬みたいな人は、少なくない気がします。真面目で努力家でまっすぐで、一方で、抱え込んでしまい、自分だけが頑張っ

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        【読書】本の選び方

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        • アガサ・クリスティー
          9本
        • 2022年本屋大賞ノミネート作品
          8本
        • 青山美智子さん
          7本
        • 読書まとめ記事
          9本
        • 朝井リョウさん
          8本
        • 洋書
          15本

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          【読書】本屋大賞ノミネート作品【5冊紹介】

          皆さんこんにちは、花車です。 先週は、芥川賞・直木賞が決まったり、本屋大賞ノミネート作品が発表されたり、本の話題が豊富な1週間でしたね。 芥川賞・直木賞の受賞作品は、4冊とも読んだことがなかったので、これから読んでみたいと思っているのですが、今日は、本屋大賞ノミネート作品についてお話ししていきます。 本屋大賞ノミネート作品 書店員の方々の投票により決まる本屋大賞。今年で20回目ということです。 ノミネート作品の10作品はこちらです。 最近は、心が温まるようなお話や社

          【読書】本屋大賞ノミネート作品【5冊紹介】

          明けましておめでとうございます🎍 今年もたくさん本を読んで、楽しく投稿していけたらと思います! 今日は、一度行ってみたかった角川武蔵野ミュージアムへ出かけてきました📚 まだまだ色々と知らない本があることを実感して、読書欲が高まりました💪

          明けましておめでとうございます🎍 今年もたくさん本を読んで、楽しく投稿していけたらと思います! 今日は、一度行ってみたかった角川武蔵野ミュージアムへ出かけてきました📚 まだまだ色々と知らない本があることを実感して、読書欲が高まりました💪

          【読書】阿津川辰海さんの作品3冊【ミステリー】

          お久しぶりです、花車です。 クリスマスが楽しかった方も大変だった方も、皆さまお疲れさまです🎄 今年の読書について振り返ってみると、昨年ほどは読めませんでしたが、今年も100冊は読むことができました。 特に年の後半は、ミステリーばかり読んでいた気がします。 今月、すっかりはまったのは、阿津川辰海さんです。これまでもその作品を読んだことはありましたが、ふと手に取った短編集がとても面白く、そのままの勢いで他の作品も読みました。最近読んだ3冊を紹介します。 1.『透明人間は密室

          【読書】阿津川辰海さんの作品3冊【ミステリー】

          こちらも少しずつ読んで、感想を書いていけたら良いな🐰 電子書籍で125冊が読める、新しいタイプの文学全集です。

          こちらも少しずつ読んで、感想を書いていけたら良いな🐰 電子書籍で125冊が読める、新しいタイプの文学全集です。

          【読書】ミステリ新刊を読んでみた【7冊紹介】

          最近は、入籍したり、仕事でバタバタしたりと、何だか落ち着かない日々を送っています。 それでも、いや、こんなときだからこそ、ミステリを読んで異世界へ旅立っています✈️📚 話題になっているミステリ新刊を色々と読みましたので、まとめて紹介していきます! 1.『方舟』夕木春央Twitterの読書アカウントで、大きな話題になっている作品です。ネタバレを避けるため、内容には踏み込まず、とにかく読んでみて、というツイートが多いので、気になって手に取りました。 お話の雰囲気は、『そし

          【読書】ミステリ新刊を読んでみた【7冊紹介】

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          神田古本まつり

          神田古本まつり

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          【読書】ほんタメ文学賞2022年上半期ノミネート作品を読んでみた【あかりん部門】

          YouTubeチャンネル「ほんタメ」において、教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと女優の齋藤明里さんが、半年の間に発売された本から3冊を候補作として選び、そのうち1冊を大賞とする「ほんタメ文学賞」。 たくみ部門の受賞作が『俺ではない炎上』(浅倉秋成 著)、あかりん部門の受賞作が『ゆきあってしあさって』(高山羽根子・酉島伝法・倉田タカシ 著)と発表されてから1か月以上が経ちましたが、あかりん部門のノミネート作のうち、『パパイヤ・ママイヤ』と『ゆきあってしあさって』につ

          【読書】ほんタメ文学賞2022年上半期ノミネート作品を読んでみた【あかりん部門】

          英語多読を始めました

          最近、この本を参考に英語多読を始めました。 まだ始めたばかりですが、10冊読み、これまでの合計語数が3万語を超えたので、このタイミングで記事を書きたいと思います。 英語多読を始めた理由 私は、テストで測定される力について言えば、英語が苦手ではないと思います。英検は準1級、TOEICは800点台後半、IELTSは6.5、留学して英語で論文を書き、修士をとった経験もあります。 一方で、1年間の大学院留学を経ても、話すことについては苦手意識が強いですし、「TOEIC◯◯点程

          英語多読を始めました

          【読書】アガサ・クリスティー⑥

          9月15日はアガサ・クリスティーのお誕生日でしたね🎉 クリスティー作品は大好きなのですが、一時期は少し離れて日本のミステリーを中心に読んでいたところ、最近、またクリスティー熱が復活しました。 クリスティーの作品を紹介するシリーズ第6弾です。 今回も5冊紹介していきます。 これまでの本シリーズの記事はこちらから↓ 26.シタフォードの秘密 この時期に紹介しておいて申し訳ないのですが、こちらは真冬に読むのがおすすめの作品です。 トリックについては、わかってしまえば「なん

          【読書】アガサ・クリスティー⑥

          【読書】ほんタメ文学賞2022年上半期ノミネート作品を読んでみた【あかりん部門】【まっとうな人生】

          前回の記事に引き続き、今回は、ほんタメ文学賞あかりん部門のノミネート作品を紹介します。 〈前回の記事はこちらから〉 本当は、ここで3冊ともについて書きたかったのですが、今の状況は、『まっとうな人生』の前編に当たる『逃亡くそたわけ』と『まっとうな人生』を読み終わり、『パパイヤ・ママイヤ』を読んでいる途中なのです。 本日20時から大賞の発表ということなので、発表前に、一旦現時点版として記事を更新したいと思います。 『まっとうな人生』の前に 『まっとうな人生』(絲山秋子

          【読書】ほんタメ文学賞2022年上半期ノミネート作品を読んでみた【あかりん部門】【まっとうな人生】

          【読書】ほんタメ文学賞2022年上半期ノミネート作品を読んでみた【たくみ部門】

          YouTubeチャンネル「ほんタメ」をご存じでしょうか? 教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと女優の齋藤明里さんが、おすすめの本を紹介したり、本に関するクイズに挑戦したり、本屋さんで選書をしたりするチャンネルです。二人の本への愛が伝わってきて、観ると読書をしたくなります。 以前からちょこちょこ観ていたのですが、今年に入ったくらいから特にはまり、今では更新を楽しみに待つようになりました。 ヨビノリたくみさんと齋藤明里さんが、半年の間に発売された本から3冊を候補作と

          【読書】ほんタメ文学賞2022年上半期ノミネート作品を読んでみた【たくみ部門】

          【読書】第167回芥川賞・直木賞受賞作を読んでみた【おいしいごはんが食べられますように】【夜に星を放つ】

          7月20日に第167回芥川賞・直木賞の受賞作が発表されました。 芥川賞・直木賞の受賞作は必ずチェックするようにしている、というわけではないのですが、今回の受賞作については、報道であらすじを知って気になり、手に取りました。 この記事では、第167回芥川賞受賞作の『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子 著)、第167回直木賞受賞作の『夜に星を放つ』(窪美澄 著)について紹介します。読もうかどうか迷っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。 『おいしいごはんが食

          【読書】第167回芥川賞・直木賞受賞作を読んでみた【おいしいごはんが食べられますように】【夜に星を放つ】