世界を終わらせて【14】
「じゃあ、そういうことで!」ミカちゃんとの会議が終わった。
死ぬほど真面目な内容だった。脳みそを使いすぎて疲れたので、ビールを開ける。
ざっくりとやることを伝えられた。簡単にいえば、メンバー集めから始まり、イベント開催までが仕事となる。
イベントの収益は山分けという形になるそうだ。ミーティングも週に1回。
「思ったよりガチだなー」
ふと電話が終わった後、こんなことを思ってしまった。自分にとっては初めての経験ばかり。
まぁ、新しい挑戦なので、ワクワクはしている。
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ミーティング当日。集合場所が居酒屋だった。ご察しの通り、歓迎会というの名の飲み会だ。
合計メンバーは7人だった。ミカちゃん、アキト、自分、そして初対面のメンバーで、ナオちゃん、じゅんいち。
不在のメンバーで、リリカちゃん、さとし君がいるらしい。
昔から名前を覚えるのはめんどくさい。苦手だ。
早速、最初のイベントが3週間後にあるらしい。
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帰り道、ミカちゃんと二人で帰ることになった。ミカちゃんの海外感を聞いてみた。
「日本って息苦しいんだよね。海外にいると、開放感があると言うか。この開放感の中で何かを感じたり学んだりしたいよね。」
かなり冒険家でドリーマーな意見が出てきた。もっとほわほわ女の子の印象だ。
「そっちは?」
聞き返された。だが、今の所深く考えたことがない。敷いて言うなら
「自分を知りたいかな」
なんかやけにかっこいい言葉が出てきた。
「良いじゃん。格好いい。」
なんか照れてしまう。お互い酔っているので、思ったより本音が出てしまう。この勢いで聞いてみた。
「あのさ、この前のことどう思ってる?」
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