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顔も知らん人と3人ソロキャンプした話 前編

こんにちは。お寒うございまさぁーね。

やっぱスマホでポチポチ書くのは時間がかかります。パソコン買います。とりあえず前編です。

顔も知らん人と?3人で?キャンプをする?なんですかそれは?それはこちらです。↓

快晴、キャンプ日和。
われわれはチーバ県から脱出し、栃木に向かいました。
鬼は喉風邪から回復したてで、気温もだいぶ寒くなってきていました。でも雨よりはだいぶマシです。なんたってあたたかい焚き火ができるからね。長野でワイフとやったキャンプの一日目は大変な大雨で、焚き火を楽しみとするワイフはそれはもうなんかそういう絵画みたいな顔をしていました。

徒歩キャンプの我らは最寄りの駅まで電車で移動し、そこからはタクシーで移動。いいところだったので場所は秘密。

先に到着した我々は、これから来る顔も知らない人を思い描いていました。彼はバイクで来るそうです。
「身長2mの大男」
「ヒョロガリクソメガネ」
「ものすごい美女」
「家族全員で来る犬も連れて来る」
「ヒロシです…が来る」
「来ない」
「原付で来る」
「仕事が奴隷商人」
など好き放題言っているうちに1台のバイクが。

あ、来た。この人だ。

鬼とワイフは本当に直感で、顔も知らない彼に気付きました。待っている間にバイクは何台も通りましたが、なぜだかわからないけど、彼だとすぐにわかりました。

初めて会う十年来のフォロワー。

はじめまして。

「実在したんですね。」

お互いにね。

Xという謎のSNSは2000年くらい前はTwitterという名前で、とても楽しいところでした。虫はいなくてクーラーが効いていて、死んだ戦士たちがごちそうを食べながら、ずっと闘っている。そんな場所でした。今回、昔からずっと殴り合いをしてくれていた彼から、ワイフとともにキャンプへ誘われたのです。かれこれ10年以上となりますが会う機会に恵まれず、この度初めて会おう!となったのです。

フリーサイトはきれいで、池もありました。でもなんか干上がっていました。ナンデ?隣のBBQ場では何らかの会が催されており、歌モノマネ芸人さんがショーをしていました。なんてお得!しかし夜までやってねぇだろうなアレ…と3人で不安になっていましたが、だいたい30分くらいで終わり、ホッとしました。人も多くなく、かといって少なくもなく、みな静かに楽しむソロキャンパー。一発でいいとこだわこれ、となるようなところです。

実在したフォロワーは道すがら、お昼にと名物のじゃがいも入り焼きそばを買ってきてくれました。なんて優しくて気が利くのか!


みっっっちり

多い。多いて。
レンガの重さだってこれ。

どうも結構多いらしいぞと気付いた彼は、鬼とワイフの分を1つの大盛りにしてくれるという、素敵な気遣いを発動しました。大人です。

しかしその想いを遥かに凌駕する量が出てきた、ということです。気持ちだけでは人を救うことはできないのです。彼の1人分の焼きそばもえらい量でした。

じゃがいもは甘めのソースを吸ってほろほろで、美味というよりウマッ!ボリュームがうれしいものでありました。ただ、糖尿病改善による飯減らしの影響もあり、この鬼をしても少し残すという結果に。ここが何らかの組織であれば、これはもう何かのハラスメントに該当するという量です。残りは…夜食だ夜食!

今回は各々テントを張る3人ソロキャンプスタイル。鬼とワイフはテントを分けるのは初めてです。鬼は今回のために購入した、自分だけの自立式テントをモタモタと建てます。ワイフはULワンポールテントを、何故かペッシャリとした感じでモタモタと建てます。

奥が彼。手前が切腹中のワイフ。
鬼の初張りテント。クソデカ前室ダブルウォール。

軽めのジャブとばかりに焼きそばハラスメントをお見舞いしてきた彼は、ちゃっちゃと設営を終えていました。昔から頻繁にキャンプをしていたということです。どおりで随分と手際がいい。

彼のテントは鬼のと同じブランドのもので、1人用シングルウォール。以前は有名なブランドの定番を使っていたが、加水分解しちゃって買い替えた、ということでした。この選択の仕方はほんとにやってきた人の選び方ですね。またバイクに積載するという強み、制限の弱みなど、我々徒歩キャンプとはギアの選び方も違いました。おもろ。

バイクに跨らせてもらいましたが、とてもずっしりかっこよかったです。ワイフはものすごい笑顔でまたがっていましたが、あとから見返すと鬼は顔が引きつっていました。

スマートな設営を終えた彼は、我々モタモタゴブリンにコーヒーを淹れてくれました。

カワイイテーブル。どこの?と聞くも「どこのでもない」らしい。

設営を終え一息つき、お互いの話をしました。最近どうなの?どんな仕事してんの?など。彼はとても物腰が柔らかく気が使える勤め人であり、インターネットの印象とは少し違いました。向こうもそう感じたらしく、鬼に「インターネットよりも落ち着いてますね。」と言いました。そうだろうか…。

何があったんだ

彼は我々にお土産を用意してくれていました。鬼にはプラティパス(水持ち運びができる軽いやつ。あるとうれしい。)ワイフには手作り(!!)の革製ナイフケースでした。

以前ナイフの購入を検討しているとき、彼がアドバイスをくれて、鬼とワイフはそれぞれのオススメを買ったのです。

彼がワイフにオススメしたナイフは彼が使っているものと同型だったため、ケースを作れたのだそうです。すげーなーかっこいいなぁーと純粋に思える出来栄えで、ワイフもかなり感動していました。

一息つくと、彼は買い出しに出てくれました。バイクがあるとこういう便利もあるのだなーなるほど…

本日は「さんまを焼いて食べようよ」との誘いだったので、さんまと薪とレモン牛乳を買ってきてくれました。(荷物が多くなった、と往復までしてくれた。)

各々が焚き火台で薪を燃やしはじめます。針葉樹と広葉樹の燃え方の違いとか、焚き火台じまんとか。暗くなる前に各々火が灯り、レモン牛乳を飲む。不思議な人生です。

飲むと必ず笑っちゃう味。ほんでおいしー。

栃木で、3人ソロキャンプの宴が始まりました。

後編を待て!それなりに待て!



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