「出会い」が、何かを変えるきっかけになる時がある…③

分析対象となるチームが、どう得点するか!? または、どう失点するか!?…ひとつのポイントとなる。
ゲーム分析した対戦相手のリーグ戦での結果は、相手のDFのクリアミスを押し込んでの得点…そしてそのまま1-0での勝利という試合でした。
「得点する」と「失点を防ぐ」においてはポイントとなるシーンが少なく、分析としては「ビルドアップ」「ビルドアップの妨害」を詳しく行いました。

ビデオ分析…
対象チーム:ビルドアップの妨害でのウィークポイント
フラットに並ぶMF4人…相手のサイド攻撃に対して極端にスライドする時がある。
そんな時は、逆サイドへどう攻撃を移していくか!?
攻撃(ボールが動く)の方向として、「縦」は相手MFのプレスをもろに受けてしまう。
ただし、相手を見ることなくボールを素早く逆サイドへ蹴った場合、相手の位置は変わらないので、ボールの移動時間で十分にスライド対応出来てしまう。
狙うべきは、相手を動かしてからの移動。
人とボールの「間合い」「方向」「タイミング」を意識してプレーする。
「縦」と「横」ではなく、「斜め」そして「前後」を使うことからサイドへ!
自チームは、両サイドに速い選手がいる。
前にスペースがあり、中の選手が準備出来ていない場合はゴール方向にドリブルし得点を奪うこともあり。

分析を行うことで、相手のウィークポイントを見つけ出す。
次に、どう攻撃を行うかを導き出す。
そして、相手のストロングポイントをどう抑えこむか!
これが基本となると思っていた…
自分の中に、「分析」が一番になっていたのかもしれない…

試合当日、ゲームが始まり、しばらくすると違和感を感じ始める…
対応相手は何も変えることなくプレーしている。
フィールド2での大きく空いたスペース。
あとは自チームがプラン通りのプレーを実行するはず!だったが…
何も実行出来ない!?
「いつも通りのプレー」はどこへやら!?
反対に相手チームは、フィールド3での4vs4という数的同数を作り出す攻撃に変えてきた。
慌て戻り出す選手達…ゴール前は渋滞に…クリアボールは相手へと…
なんとか前半を無失点でしのぎハーフタイムへ!…と思い始めた矢先…CBのミスにより失点!
「得点する」ことと「失点しない」ことのバランスとは!?
ゲームに勝つためには、1失点した場合2得点が必要となる。
「攻撃」することで「失点」が生まれる
「丁寧」が「雑」になる
「修正」が「開き直り」となる
結果…惨敗となる…
そして、「何も出来ずに終わる」

普段から自チームの分析を行い、プレーモデルもチームで共有出来ていた…「はず」

「なぜ!?」…「どうして!」

2番目となる一冊の書籍に出合うことにより「気付き」があった!

「サッカー新しい攻撃の教科書」

書籍の中に
…「自チームのテクニックレベルは高くない」と判断…
…選手のレベルとリーグのレベルを関連づけて考えたほうが良いでしょう…
と書かれている文章がある!
「ナンセンス」だと!!

「うわっ! その通りやん!」

今回は頭をガツンと叩かれた!…「もっと冷静にな」って。

自チームがゲームを行い分析しているのは「県3部リーグ」
今回、対戦相手となるチームを分析するのに使用したのは「県1部リーグ」

以前noteにも書いたように…

「階級」が違う!

そして、分析に「血も涙もいらない!」(^_^;)

まだまだや!

そして、原点に戻り…また「気付く」…

そして、また学ぶ…

11月、これでもか!というくらい行動し始める。

後悔を残したくないので、とりあえずやってみる!

手にした権利は、フルに行使する!

…次なる「出合い」は、また今度…

…(研究所35号)…

掲載書籍
「サッカー新しい攻撃の教科書」
著者:坪井健太郎
構成:小澤一郎
発行:株式会社カンゼン

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