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【女流雀王】佐月麻理子プロが言語化を悩んだ “絶妙”何切る6選

※ラス回避ルールの牌譜ですが、どのルールでも使える思考を説明しています。

この9sって、要りますか?

1mと1pの差は何でしょうか?


5ブロックがあるので、9pって要らないような気もしますが…?


9pと1sと発は、どれから捨てるのがいいでしょうか?


(下家中ポン→打8p)

こういうときは、9mを切って2m8pのくっつきを残すのか、2mか8pを切るのか、どちらがいいでしょうか?

(上家r5mチー→打中)

89pを払うのと、8sを切るのはどちらがいいでしょうか?



佐月麻理子。

日本プロ麻雀協会所属。

雀王戦B2リーグ。

獲得タイトルは、第14期・19期女流雀王、そして第26期マスターズ。

対局やゲスト活動に加え、YouTubeの配信にも力を入れている。


YouTubeはこちらから↓


そんな佐月プロは、こう話した。

「自分が打っているときに、上手く言語化出来ないときがたまにあって…」

刻一刻と進む時のなかで、自分の考えをパッと伝えるのは難しい。

麻雀の実況プレイの場合、打ちながらしゃべらなくてはいけないのだからなおさらである。

佐月プロがすごいのは、NAGAにかけるため、「聞きたい場面を牌譜エディタを使って1から作り」、それらすべてを「質問点とともにシートにまとめていた」ことだ。感動。

…よーし、おじさん張り切っちゃうぞ!

⸺⸺⸺⸺⸺⸺⸺⸺⸺⸺⸺⸺

ということで、今回は「佐月プロが悩んだ場面の言語化」がテーマです。

よく出てくる「微妙な何切る」の理由づけをしていきます。まず、端的に言い切ってから、その根拠を説明していく形で進めていきます。

6問ありますが、かなり微差でどちらを切ってもいい問題も、「これは相当差がある」という場面も、混在しています。

ぜひ、読んでいただいて、ご自身が麻雀を打つときに打牌の根拠を活かしてくださいね。

では、行ってみましょう。

Q.この9sって、要りますか?

A.4689sのような形の場合に、9sは、


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