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【湯口ちゃん。】俺が俺と言った日

みなさま。
自分の一人称ってなんですか?

僕は基本的に「俺」です。(この言い方ややこしい・・・)

目上の人やnote、SNSなどでは僕にすることが多いですが

普段は「俺」です。
(ここからはややこしいので自分のことは湯口と言いましょう。)

しかし湯口が「俺」というようになる屈辱的なエピソードがあります。
それを今日皆様に読んでいただきたい

湯口は中学校1年生までは「僕」と言っていました。

この時期に湯口の歴史は変わります。

今まで何を気にすることなく「僕」で生活をしてきた。
このまま死んでいくものだと思っていた。

しかしその時は突然やってくる。

中1に上がり慣れなかった静かな教室も
どんどん友達が増え賑やかになっていく。

ギャルの卵や不良の卵たちが群れを成し、自らの殻を破り
オリジナリティと自信に満ち溢れ始める。

湯口は至って平凡な少年。
そう、中学の頃イケてないグループに属している分類ですね。
髪をセットするわけでもなく
眉毛はボーボー
身だしなみなんて何にも気にしなかった。
制服でよかった・・・。

当時まだ深夜番組だった「はねるのトびら」を知っているのが自分だけだったことが
密かな自慢だった。

もちろんモテるわけもない。

ある日のパソコン授業のとき座席が通常とは変わり
あまり馴染みのないイケイケの人達に混じることとなった
小学校は一緒だったが関わりの持つことのなかった人々だ。

楽しそうで次元の違う会話で盛り上がっている。

先生とも仲良く渡り歩いていた

なんの会話だったかは覚えてないがそのなかの一人の女子・木村さんが
「湯口は?」と急に振ってきた
湯口はとっさに「え?僕?」と返した瞬間が

僕のターニングポイント。

その女子・木村さんが。

「ボーーーク!?!?!?(爆笑) え! ボーーーーク!?!?!?(爆笑)」
「ヒャーーーはっはっはっはっは!!」

「ボーーーーーーーーーーク!?!?!?!(爆笑)」

木村さんを筆頭にイケイケ集団は湯口の一人称を笑うのだ!

かなりショックだった。

なんとか笑ってごまかしたが下手したら泣いていた。

それくらいショックだった。

今まで自信を持って「僕」で生活をしていたのに

何がおかしいのだろう。。。

頭が真っ白になった。

気持ちがだいぶ落ち着いてから改て自分を冷静に恥じた。

"僕は今日から「俺」と言う"

そう決めた瞬間だった。

その日から湯口は慣れない「俺」を連呼した。
雨の日も風の日も雪の日も嵐の日も
「俺」「俺」「俺」だ。

するとある日姉に話しかけられ

ふと「俺?」と答えた瞬間だった。

「オーーーレ!?!?!?(爆笑) え! オーーーーレ!?!?!?(爆笑)」
「ヒャーーーはっはっはっはっは!!」

「オーーーーーーーーーーーーーレ!?!?!?!(爆笑)」

「カッコつけてんじゃねーよ!!!!!!」

湯口は何もかもわからなくなった。

でも自分を信じることをやめなかった。

固く誓った。

"僕は死ぬまで「俺」と言う"

特別な訓練の甲斐あって、今なら自然に言える。

俺?湯口 翔平。

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