【目標について考えてみる】#35 24/3/31

3月31日を迎え社会人3年目を終える。

新卒から同じ会社に勤めて、3年間は新人として学ぶ立場としての振る舞いも評価さていたが、これからはいかに成果をあげるかがより問われるだろう。

これを機に「目標」について考えてみる。


○目標を達成するために

これからは日常の定型業務をこなしつつ、会社方針の目標を達成するために成果を獲得することが強く求められるはず。

目標を達成するには関係各所の協力が不可欠だが、そのためには言葉で説明するだけでなく、行動によって裏付けし腹落ちさせないといけない。

この人のためなら頑張ってもいいかなと思ってもらえるように「熱意」と「誠意」を持って接する。しかし「熱意」と「誠意」は相手に伝わらなければただの厄介者になってしまう。相手の立場に合わせてストーリーを仕立て端的に説明しないといけない。

立場に合わせる難しさはこの3年でひどく痛感した。

会社方針の目標は経営層から遠い立場にいる人にとっては違う世界の話のように感じるが、「なぜ目標を達成しないといけないのか」「こんなメリットがありますよ」と理論で伝えると同時に、感情で訴え相手に目標を達成した未来を想像させることで同じ目線で話し合えるようになる。

相手が普段使っている言葉や、仕事のルーティンを理解し、なるべくギャップを感じさせないように接するのも協力を得るには大事なことだ。


○目標を見失わないために

いろんな立場の人と接していると、次第に目標を見失う感覚に陥ってしまうことがあった。

「目標→目的→手段」のスパイラル構造をフォーマットとしてインプットしておき、シチュエーションによって相対的にあてはめていくやり方で、次第にこの感覚から抜け出せるようになった。

現実世界にありふれるコンテンツは相互作用によって連動しているように見えるが、順序やストーリーといった因果関係は人間が勝手に見出だしたものだ。バラバラのコンテンツに「目標→目的→手段」のフレームをあてはめていくイメージだが、時世や立場によって違うあてはめ方になっても構わない。

○目標に挑み続けるために

毎日毎日、会社方針の目標ばかり考えていると徐々に気が滅入ってくる。目標達成のモチベーションを維持するには、日々の仕事に動機をこじつけるのが効果的だと思う。

今はムリでも数十年後にやりたいことを人生の夢として位置付け、バックキャスティングで今~数年のうちに何をすべきかイメージする。ここに日々の仕事で得られる能力、経験、信頼を結びつけられれば、日々の仕事にも夢への布石としての存在意義が与えられる。

人間は本能的に存在意義を確かめる生き物だ。本能から芽生えるモチベーションはその人の心に強く根付くはずだ。

e-karas

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