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リスナープレゼンツ配信ライヴVol.5

リスナープレゼンツ配信ライヴVol.5は、50代女性kさんによる選曲で、10月14日に開催した。Kさんは、第一部を「お気に入りの恋歌」をテーマに7曲選んでくれました。

1−1  恋の予感/安全地帯
1−2 街の灯り/堺正章
1−3 はじまりはいつも雨/ASKA
1−4 大阪で生まれた女/BORO
1−5 悲しい色やねん/上田正樹
1−6 ラブ・イズ・オーバー/生沢佑一
1−7 ピエロ/松山千春

Kさんは永遠の「恋する乙女」として、歌に自分を重ねるというより、歌の世界に入り込んで疑似恋愛を楽しんでいる感覚を持てる方であるとも言える。なので、恋愛による幸福感は勿論であるが、切なさや失恋の失望感、挫折感など、全ての感情を自分のものとして捉えているような感受性豊かな方でもあるのだろう。

1−1には、恋の始まり、「好き」と言えない届かぬ想いを感じたようであるが、「この曲は秋に発売されている。秋の恋の歌だ」とKさんが言う通り、84年10月に発売されている。
秋のイメージから「失恋」などを連想してしまうが、「秋に始まる恋」を映しているようであった。
1−2に関しては、「愛が芽生える瞬間、寄り添う2人」をイメージし、「あったかーーーい気持ちになれる曲」と結んでいる。

新潟住みだった頃、毎週宮城の自宅を行き来し、症候群の兆しを覚える「サザエさん」が始まる日曜夜に新潟に向け出発し、それから1時間半はど走ると、山間の山形との県境を越え、遠目に町並みが見えてくると、集落の灯りがチラチラと見えてくるところがある。そこを通る度に、この歌が想起されていたものだが、本来、道を照らしたり、団らんを演出する光として灯っているのに、遠くから見るとそんな目的とはまた別の特別な灯りとして感じられるところに、いつもほっこりしていたのだが、そのほっこり感をさらに喚起してくれたのがこの曲でもあった。Kさんもそんな感情を抱いて、この曲を聴いていたのではなかろうか。

1−3には、「愛しすぎて不安になる優しさ」を見出せるところに好みを感じているようである。
この企画の第3弾の際、Sさんが選曲してくれた「Will  You Still  Love Me  Tomorrow」に通ずるものがありますね。愛し、愛されて、この上ない幸福感を感じているのに、これが永遠に続くのだろうか、いつか壊れてしまうのではないか…といった不安。Kさんは、この曲にそんなことを感じていたのかも。
それに本編ではご紹介しそびれてしまいましたが、Kさんが男性に初めてプレゼントしてもらったCDがこれ!であり、「30年以上経っても綺麗な思い出…」とのことでありました。

1−4は、「挫折と迷いを繰り返し」ながら、最終的に決意して一緒になるといった過程に「迷いながら希望を持ち続けている」主人公に感情を映しているようで、紆余曲折を経て、決意するところに共感しての選曲であった。

1−5に関しては、曲に描かれる「別れ」に言いようもない切なさを感じているようであった。歌詞は勿論、曲を構成するサウンド、リズムと全てに切なさを感じると。そして、その曲調に乗って描かれる、街のネオン、川、衣食住、そして主人公の恋愛と別れ、全てを感じてしまうとのことでの選曲であった。

1−6には、「強い女」をイメージしたようである。「愛した人への最後のエール」を贈る女性。強いけど、悲しさを感じるとともに、「強い女」は、実は強いフリをしているだけかも知れないと思ったようである。

第1部最後、1−7は、松山千春78年発売のアルバム「歩き続ける時」に収録されている曲であるが、Kさんは「40年以上聴き続けている」自分自身への「応援ソング」と位置付けているらしい。
この選曲の流れとは「ガラッと変わっちゃいますが」としながらも、「笑っていれば良いことがある」として、笑わせてくれる、つまり「応援してくれる人、仲間もきっといるはず。いつもそう思って聴いている\ということで第1部の締めに選曲してくれました。



さて、第2部。
サザンオールスターズを7曲並べてくれました。
2−1 栞のテーマ
2−2 いとしのエリー
2−3 真夏の果実
2−4 涙のKiss
2−5 Oh!クラウディア
2−6 sea side woman blues
2−7 白い恋人達


「サザンの曲の好きなとこは
恋してなくても
恋する気分になれちゃう💕
恋してたら倍増しちゃう💕」
と乙女全開のKさん。

「若い頃は、そんな感じで聴いてたかなぁ」
と懐かしんで選曲に勤しんだようであった。

「サザンは、一曲ごとの曲の思い。。。難しいんだよね」
としながらも、

「恋してなくても恋する気分から始まって、サンタさんが来ますよーに」との想いを込めて7曲の流れを考えたようでした。

その中でも、
2−1に関しては、

この曲がまさに「恋してなくても
恋する気分になっちゃう」
とのことで、この曲を聴いていると、
「海や潮風や波や砂浜が目の前に広がり、この曲ほんとに好き」
とのこと。

2−4も第1部の最後の曲と同様に、
「自分自身への応援ソングみたいな感じのきょく」
とのこと。また、この曲はドラマ「ずっとあなたが好きだった」の主題歌であったわけだが、Kさんもドラマのイメージで、「様々な困難があっても最後はハッピーエンドで良かった、良かったって。。。」

このドラマ、佐野史郎さん扮する「冬彦さん」が強烈で、一種の社会現象にもなった。
ドラマの内容に関しては我々同年代の方々には覚えのあるところではあるのでしょうが、俺的にこのドラマ、そしてこの曲で想起される幼馴染がいる。
小学生の頃、好きで好きで仕方なかった彼女。そんな感情も高校、大学の頃には「友達」として仲間と一緒に遊んでいた。その後も音信はあり、彼女が結婚しても連絡はあった。
彼女の話では、結構歳上の方と結婚したらしいのだが、彼女との記憶はそこで途絶えている。そしてそこから「妄想」が始まるのである。
「歳上旦那との結婚生活はそれほど幸せでもなく、この状況から抜け出したい」
との想いを抱きながら生きているのではないか…。
さて、何やら「ずっとあなたが好きだった」の状況に似てはしないか…。似ているなら、様々な困難を乗り越え2人は結ばれるといったハッピーエンドを思い描いては…否「妄想」してはあの頃の「彼女」を想っている。

閑話休題

Kさんの選曲へ戻ると、

2−5 は、
「失恋した時にカセットのA面もB面もこれ録音して、ずぅーっとこれ聴いてた。24時間聴いてたかも」
との思い出を吐露し、曲に関する思い入れなどを結んでいた。

配信後には、「楽しく聴いていた」と連絡が来て、俺にも「サンタ」が来てくれることを祈念してくれました。

ところで、このKさんとは配信枠の中で「宝くじ連合軍」と銘打ったグループを組織しており、Kさんを筆頭に俺も含めて6人がそれぞれ宝くじを買い、ガツンと「億」単位で当たりを引いた場合、リスナーさんを温泉にでも招待し、温泉ライヴをやろうということになっている。対象は「億」のみ。したがって、必然的に年に数回発売される「ジャンボ宝くじ」がその対象となる。おりしもこの時期「年末ジャンボ」発売の時期。年明けには、「どこの温泉にする?」「招待客はだれにする?」と慌ただしくなっていることであろう…。
こんな「妄想」言い換えれば「夢を語る」のも宝くじを一枚でも買えばこそ。言わば、一枚でも宝くじを買うことは、夢を語れる権利を買うといったことでもある。

そんな夢を語れるリスナーさんに来ていただいている我が枠は幸福感があります。
ありがとう。































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