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どうしてもやりたいことが,どうしても見つからない

はじめに

桜林直子さんの「世界は夢組と叶え組でできている」を読み始めて,内省する機会をいただきました.
「やりたいことがない」という同じ悩みを持つ方にぜひ読んでいただきたい記事です.

「夢組」と「叶え組」

  • やりたいことのある人が夢組

  • ない人が叶え組

私は生まれてから今まで,自分の中から強烈に湧き起こるやりたいことがあったことがありません.
なので私はおそらく(というかほぼ)叶え組だと思います.
著者の桜林さんも叶え組だと書かれていました.なのでこの本に共感する部分が多いのかなと思います.

世間的には,やりたいことが無いよりある方がもちろん良くて,そういう人の方が成功しているように私には見えます.
モチベーションに頼らずとも湧いてくる動機があり,明確にやりたいことが決まっている.
夢組の人とたちは私からそんなふうに見えます.
ですが,やりたいことが無いのはほんとに残念なことなのか?と桜林さんは問いかけます.
叶え組の人がいきなり夢組に移行するなんてことはありません.
やりたいことが無いのを嘆く必要はなく,役割が違うだけなので,チームとして一緒になるととても良いのです.

「行動の欲」と「状態の欲」

「やりたいこと」とひと口に言っても,その中には種類があって,本書では「「行動の欲」と「状態の欲」の2つに分解してくれています.

行動の欲

やりたいことがが見つからない,という表現をよく聞くと思います.
この場合の「やりたいこと」とは、

  • 職業や仕事の内容ではなく

  • 時間を忘れて夢中になりたい

  • これならいくらでもしたい

というような自分の内側から湧いて溢れてくるもので,これを「行動の欲」と呼んでいます.

状態の欲

「時間とお金をつくりたい」というような「こうありたい」というものを「状態の欲」と呼びます.

皆さんはどちらの欲を明確に持っていますか?
私はお金と時間があるという状態になる,という状態の欲の方が今は明確です.
もちろん両方の欲を把握しているのがベストです.
自分がよろこぶ「行動の欲」を知っていると、それを軸に周りのことを決めることができます。

  • 身体がしんどい

  • 家族との時間がとれない

などの「状態」の問題にぶつかったときに、その都度やり方をすこしずつ変化させながら、続けることができるのです。
極端に言うと、お金がなくても時間がなくても,これさえできればしあわせだという「行動の欲」は、続ける動機になると桜林さんは教えてくれます。

「行動の欲」と「状態の欲」どちらを先に持っていたとしても

  • 自分が何をするとよろこぶのか

  • どうなるとうれしいのか

「行動」と「状態」の両方向から考えることは「自分のしあわせは何か」を考えるということにつながります。

自分のサイズと持ち物

自分のサイズというのは、

  • 変えられない環境や

  • 「ほっといたらこうなってしまう」という性格

  • 「こうしたい」という希望

を洗い出して、自分だけのでこぼこを把握すること,

自分の持ち物というのは、今の自分にできることです.

  • 「こうなりたい」という願望は一切入れず、

  • 誰にでもできる仕事だとしても、

  • すべて「できること」として持ち物に入れる。

ということです.
もちろんこれら2つは可変で自分の状況に応じて,サイズも持ち物も,増えたり.大きくなったりします.

さいごに

まだほんのさわり部分を読んだだけですが,自分になかった考え方を知ることができ,今後の指針とできそうです.

私はやりたいことが無いということにずっと悩んでいました.
というか今も悩んでいます.
やりたいことが無いから,今の職場で働いている.
今の職場を選んだ理由も,

  • 業務内容は全く見ておらず,

  • 給料が良さそうだったから

にすぎません.
ですが,

  • 住む場所

  • 働く時間,場所

  • 人間関係

これらのほぼ全てが,仕事によって決まっています.
私は

  • お金と時間の余裕があり,

  • 自分に決定権がある

という状態を目指しています.

この本を読んで,まずは自分のサイズと持ち物を確認し,やるべきことを明確にしようとしました.

著者の方は消去法でクッキー屋さんの経営にたどり着いたと書かれていました.
どんなな消去法だったのか,その過程と他の選択肢をどのように消していったか,という考え方を知りたいです.
ご興味のある方はぜひ読んでみてください.

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