見出し画像

引きこもりニートは社会を変える



クマ: おい、アイリ。引きこもりのニートって今でもずっと増え続けてるんだって知ってるか?



アイリ:知ってるよ、例のコロにゃんのせいで増えたって話もあるよね。

クマ:まじでよぉ、やめてほしいよな、俺等は安い金で必死こいて働いてるっていうのに、引きこもりニートなんてただの社会のゴミだろ!

アイリ:社会のゴミって・・・。流石に言いすぎじゃない?

クマ:んなこたぁねぇよ!働きもしねぇ、外にも殆どでねぇ、なんの役にもたちゃしねぇだろ!大体そうゆう奴はよぉ、どうせ社会に馴染めねぇ苛められっ子みてぇな連中だろ?国でどっかに集めて強制労働でもさせりゃあいいんだよ!

アイリ:そういうところだよ、クマ。

クマ:あぁん?なにが「そういうところ」なんだよ?

アイリ:そうやってニートや引きこもりのような人たちに後ろ指をさすような風潮が、彼らをそうさせているんだよ。

クマ:はぁ?じゃあニートや引きこもりになったのは俺や社会が悪いっていうのかよ、マジクソだな!

アイリ:社会やクマのせいというより、学校や社会の団体や集団でうまく馴染めない人を、避難したり排除しようとする風潮が違うんじゃないかなって事だよ。

クマ:そんなもん、馴染めねぇ方が悪いだけだろ。誰だって嫌なことを我慢して生きてんだよ。

アイリ:それだとイジメられる方が悪いって言ってるようなものだよ。

クマ:虐められてる方にも原因はあるだろ、そりゃイジメてる方も悪いと思うけどよ。

アイリ:そこだよ、引きこもりやニートも同じだよ。彼らにもそうなってしまった原因があるように、学校や社会にも彼らをそうしてしまった原因があるって事なんだよ。

クマ:引きこもりニートと学校のイジメはちょっと違うだろ、働ける体があるのに働かねぇヤツは駄目だろ。

アイリ:言いたいことは分かるけど、彼らが働こうと思っても、やっぱり社会ではそういう「働いてこなかったやつ」って目で見られるから、更に働く事へのハードルが上がっちゃうんだよね。

クマ:知らねぇよそんな事。自業自得だろ。

アイリ:自業自得は一理あるけど、それだと問題の解決にならないでしょ。

クマ:だからそんなもんはよぉ、本人が後ろ指さされようとも、気合入れてよぉ、疎まれながら必死に頑張って外出て働けばいいんだよ!

アイリ:それが出来ない人が居るから困ってるんだよ。外出て働くって所を在宅で仕事出来る仕組みがもっと普及していけばいいんだけどね。

クマ:在宅だぁ?流行りのリモートワークって奴か、そんなの今まで楽して生きてきた奴らが、楽な仕事しようとしてんじゃねぇよ!

アイリ:在宅ワークが楽な仕事とは限らないでしょ。

クマ: はぁ?家でポチポチとパソコンいじるだけだろ?大変な在宅ってなんだよ?具体例を出してみろよ。

アイリ: 例えば、プログラミングスキルを独学で身につけた人がいるとして、彼らは家にいながらフリーランスとして活躍できるし、世界中のクライアントと繋がれるんだよ。それに、クリエイティブな仕事も同じ。イラストレーターやライターとか、どれも簡単な仕事じゃないよね?

クマ: それはそうかもしれないけどよぉ、そんなの一部の優秀な奴だけがやれる仕事だろ?引きこもったりニートだったりしてる無能なやつらがそんな仕事出来るわけねぇだろ。

アイリ:引きこもりやニートだから無能って訳じゃないよ、彼らが社会に馴染めないのは特殊な人である可能性が高いからなんだ。

クマ:特殊ってなんだよ?

アイリ:人や社会と馴染めないのは、なにも無能やバカだからだけじゃなく、特殊な視点や能力を持っている人で、人と話が合わないってパターンが意外と多いんだ。

クマ:じゃあなんだ?引きこもりニートは優秀だから引きこもってるってのか?馬鹿言ってんじゃねぇよ。

アイリ:全員がそうとは言わないけど、その可能性があるって事だよ。例えばオタクと呼ばれる人たちも引きこもる印象があるけど、彼らは一つの物事に夢中になって、その分野の事に関してはとても博識だよね。

クマ:そんなオタクの博識なんて意味ねぇだろ、ガンダムとかアイドルの知識なんて、社会じゃなんの役にも立たねぇ知識だろ。

アイリ:そんなことないよクマ。今は多様性とネットの時代だよ。好きこそ物の上手なれ、何か好きな事であれば夢中になって特異な能力を身につけられる才能があるって事でもあるし、一見社会では役に立たなそうな知識や技術でも、今のSNS時代ではそれが仕事になったりもするよね。

クマ:じゃあ皆インフルエンサーになれって事か?それこそ一部の天才みたいな才能もった奴だけだろ。

アイリ:天才じゃなくて変人がインフルエンサーになってるイメージがアイリにはあるけどね。とにかく有名にならなくても、在宅でも色々やれる仕事はあるって話だよ。

クマ:でも家でやる仕事なんてそんなにねぇだろ。内職でもすんのか?

アイリ:内職じゃないよ。例えば動画編集とか音楽制作とかイラストを描くとか、スマホやPCがあればできる作業は探せばあるからね。あとは、せどりとか、日本では売っていない商品を海外サイトで買って、メルカリとかアマゾンで売っている個人もけっこういるみたいだよ。それに、趣味にとことんハマってる人なら、そのジャンルの専門知識も豊富だからさらに有利だよね。それこそ引きこもりの人にはピッタリだよ。

クマ:在宅なら誰にも合わなくてすむし一石二鳥って事か。

アイリ:そうだね、あとは引きこもりやニートに対する世間の冷たい風潮が変わっていけば段々と改善していくんじゃないかな。

クマ:話はなんとなく分かってきたけどよぉ、やっぱフリーランスで成功するって難しいと思うんだよな。

アイリ:そうだね、フリーランスや起業で失敗する事例は少なくないからね。あとは政府がそうした「失敗した人」を困らないようにするシステムにしてくれれば、誰でもチャレンジしやすい環境ができると思うんだけどね。

クマ:そんなの無理だろ。

アイリ:そうだね、政治家は高齢者のほうしか見てないから、本当に困っている人がいても後回しにされそうだね。

クマ:くそがっ!若者をイジメて楽しいか!




リモートワークの普及は、働き方の多様性を示しコロにゃんでその流れは加速したよね。

これからは、どこにいても、どんな生活スタイルでも、価値を生み出せる人が評価される時代になるんだ。

だから、ニートや引きこもりをただの「社会のゴミ」や「厄介者」と決めつけるのはもう古いんだ。

彼らも社会を変える一員として、ちゃんと見直す時なんだ。

自宅を守るスペシャリストから
自宅で仕事をするスペシャリストにジョブチェンジだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?