頭で理解しても現実は改善しないよね

うーん、やはり現実と理屈は違うなあ
休日の夕方になり、改めてそう感じる
朝は、起きようと思ってもなかなか起きたくないし
生産的な行動を取らずに時間は過ぎていく
何となく始めたゲームも、あと5分、あと1ステージだけ、、といううちに、3時間も4時間も経過している。
確かに、それだけ面白いゲームだが、同時に現実が変わらないことに虚しさを覚えることも多い。

ゲームの中では主人公はいろんな経験をし、仲間と助け合いながら、人間として成長をしていく。
そこに、素敵なドラマがあり、喜怒哀楽の感情もある。
それが楽しくて、どんどん先に進んでいる。

現実も、成長の実感を感じ、いろんな人との関わりを楽しみながら、新たな経験と濃い時間を過ごせて行けるなら、ゲームのように楽しく、あっという間に過ぎていくんだろうか。

それができないのはなんでだろう。
やはり、この脳みそだろうか。
幼い頃から刷り込まれた信念がある。

・人を怒らせてはいけない
・人に嫌われるのが怖い
・失敗はできない
・目立つのが怖い
・世間の人並みにならなくてはいけない

こういった常識という名の思い込みをたくさん抱えてしまった。
それが、行動を阻害する大きな要因だ。
頭では分かっているのだ。
しかし、いざという時に身体が動かない。
脳のストッパーがかなり強い。

そのストッパーの名は

「恐怖」

そう、怖いのだ。
モンスターも怪人もいないこの世界で
まだ怯えている。

一番厄介な敵は、自分の頭の中にいる。

30歳になっても、なかなかコイツを手なずけることができない
自分の中に入り込んだ敵というのが、一番厄介なんだ
外側にいる敵ならば、明確に敵と認識できるから、戦ったりそこから離れることもできる。

でも、自分の中にいる、目に見えない信念とか思い込み、だから簡単にはいかない。
それでも、最近少しづつ自分を良くするにはどうすればよいか、見えかけてきた気がする。

自分の直すべきこと
・自己卑下
・他人と勝手に比べて劣等感を感じること
・一発逆転ばかり狙うこと

上記の行動を取る理由としては、
・小さい頃の家庭環境で、自分の意見を尊重されなかった悲しみ
・周りの意見や許可だけを聞いて、自分の意見が育たなかったこと
・親を反面教師にしようと思うあまり、それと血のつながりのある自分も髭してしまうこと
・自分の頭で考え切らずに安定という漠然としたオアシスを求めて進路を決めてきたため、人生についてどこか人任せな意識が残っていること
・もう、自分にしかできない仕事をすることも、最愛の人と愛を育むことも、ともに成長できる仲間を作ることも、諦めかけているのに、諦めたいのに、100%諦められずに中途半端な想いでいること

自分は、人生を半ばあきらめたように生きていて、
生きながら、死んでいるような感じで。
目には力がないし、人と目を合わせるのも嫌だし、話は早く切り上げたいし、誰も自分の存在を認識できなかったらよいのに、、と思っていて。
それなのに、人と会う営業という仕事なんかしているもんだから、
その矛盾に苦しんでしまっている。

それでも、仕事だと割り切って
清水の舞台から飛び降りるような気持ちで
毎回インターホンを押し、
自分と年の離れた人たちに営業をしてきた。

だけど、大概心に残るのは
ああ、上手く話せなかったな
こんな自分が行っても迷惑だったかな
あの人も大変で忙しいのに時間とらせちゃったな

こんな後悔や申し訳なさばかりだった。
そのたびに自分が嫌いになった。
俺じゃなかったら、もっと上手くやれたんじゃないか
会社も雇ってくれてるのに申し訳ない
そんな言葉が頭に浮かんだ。

僕は、人に素で接することが本当に苦手だ。
それは、圧倒的な劣等感を抱えているから。
人よりも自分は下、その意識が心を曇らせる。

営業という仕事も、いってみれば人とのコミュニケーションに尽きる。

自分に本心を見せてくれない人からモノは買いたくないだろう。
だから、とにかく必要性やお得感を売りにして、営業した。
でも、何か相手には届かなくて、距離が縮まらなくて、売れない。

やっぱり、自分の本心や素の部分、こういう人間だ、という部分も伝わらないことには本当の意味で信頼はされないんだな、と。
いくら商品やサービスが良いとしても、何かが欠けているんだと。
そうなると、一回きり、マグレ当たりで売れても続きはない。

売れないことを商品や時代の変化のせいにし続けてきた。
でも、本当は分かっている。
自分の自信のなさ、相手と距離を取りすぎること、それが一番の原因だと。
もちろん、相手に直接聞いたわけではないが
コミュニケーションというのは上手くいっている場合は、自分で分かるものなのだ。
自分が上手くいっていないという会話は大概相手も同じように感じている。

だから、毎回手ごたえがなくて、感じは良いけど発展のない会話であれば、時間の浪費に近いと思った。
これがしたいわけじゃない。

ただ時間をつぶして、お客さんや上司のご機嫌を窺って、少ない給料をもらうだけが俺の仕事か?

違う。

そうじゃない。

そういうループに入ってしまっているだけで本当は違うはずだ。

ゴミみたいな仕事の仕方して、
劣等感と罪悪感にまみれて
少ない給料で休日引きこもって
自分の成長も人との出会いもなく
年だけは着実に取り、脂肪と後悔だけが残る人生。

やっぱり違う。
目を覚まさなくてはいけない。
行動しないと本当に時間だけが過ぎることを学んだ。

ネガティブなまま待っているだけじゃチャンスなんて訪れないし、訪れても自信がないから掴めない。躊躇してしまう。

結局、奇跡は起こるものではなく起こすものだっていうことか。

そのためには、自己卑下と堕落した生活を改めること
常に自分の頭で物事を考えて行動していくこと。
自分の行動の責任を自分で取っていくこと。

責任ということから逃げてきた。
でも、楽にはなれなかった。不自由だった。
やっぱり自分で責任を負わなくちゃ、自由は得られない。

まだ怖いけど、逃げたくなるし、立ち止まることもあるけど
そんな自分も許して、少しだけ前に進むことをやめない。
進むことをやめない。
1mmでもいいから、進みたい。
夢物語でもなんでもなく、自分の人生って自分で責任を負って、楽しんで、幸せも掴んで、やりたいこともやって、死ぬ、というのはできることなんだ。

最初は自分で始めた物語ではなかったかもしれない
でも、自分で始めようと思った時に
第二のスタートが切れると思う。
自分の場合は、これが5度目くらいのスタートだけど、
生きているうちはまたスタートを切ってもいいよね。

とりあえず、もっと自分の頭で考えて決断して
失敗からもたくさん学んで次に進むことをやめない
目標を持ちつつも、今を楽しむこと、考えることをやめないで生きていく











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