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オリジナル小説「僕の想い重い」#4

次々と人から人へと渡っていくプレゼント。
僕はこの時何を思っただろうか。
曲と共に流れ行くプレゼンツ。まるで、
幼き頃に行った回転寿司のようだ。
昔の懐かしい思い出に浸っていると、
曲は止まり、僕の手元には綺麗に包装された
小包があった。包装紙を見ると、ビリビリに
破りたくなるが、公然の場だここではやめておこう。そして周りを見渡すと、僕のプレゼントは主役のマキコ(まさひkooの祖母)の手に渡っていた。
「みんなせーの!で開けようね!」
「俺もう開けちゃった~♪」 
子供のように甲高い声が部屋に響く。
正直羨ましかった。なんせ僕は
1人静かに想いにふける一匹狼だからだ。
「皆は、プレゼントという法定通貨で買った物体に期待を膨らませはしゃいでいた」
と僕はいつの間にか言っていた。
そして僕の手にあった、まさひkooのプレゼントを開封していく。-続く-

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