恋愛エッセイ : デートのたびに髪型を変えて来てくれた僕の奥さん

僕の奥さんは、今はミディアムボブのような髪型をしているが、出逢った時はセミロングの髪をローポニーテールにしてかわいいリボンをつけていた。

初めてデートした時もローポニーテールで、出逢った時とは違うリボンをしていた。
最初のデートで付き合うことになった。それから、
奥さんはデートのたびに違う髪型にしてきてくれた

次に会った時は、ローポニーテールにせず、セミロングそのままの髪型だった。
それからアップした髪型やカチューシャをした髪型など、デートのたびに違う髪型だったので、僕は
次のデートで奥さんがどんな髪型にしてきてくれるのか楽しみだった。

今でもよく覚えているのは、ある日、奥さんは、
セミロングの髪をソバージュにしてジャケットを着て、カッコいいファッションでデートに来た。
ところが、次のデートで待ち合わせ場所で待っていた奥さんに僕は気が付かなかった。
僕の奥さんは、出逢った時からDr.スランプアラレちゃんのような眼鏡をしていた。
でも、眼鏡をしないと困るほどでもなかった。ただ
車の運転する時には眼鏡をしなくてはいけない、というレベルだった。

僕は待ち合わせ場所で奥さんを探していると、
「ここに居るでしょ。」
という声が聞こえた。
その時、奥さんは前回のソバージュとは全然違い、
ストレートのセミロングの髪型で眼鏡を外していた
僕には、まるっきり別人に見えたのだった。
その時、僕は、この人にはこんな魅力があるんだと思った。

僕が奥さんにプロポーズした日、僕はそれを前もって奥さんに言わなかったのにも関わらず、奥さんは
出逢った時と同じ、セミロングの髪をローポニーテールにし、そして出逢った時と同じかわいいリボンを付けていた。
今でも、これだけは不思議に思う。






#私のパートナー

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