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Hの時怖くなってしまう

7月の初め頃、25歳の女性からメールを頂きました。 「私は25歳でまだバージンです。お相手をして頂けませんか?」 はあ、これだけかあ・・・。簡潔明瞭、ほんとに用件だけって感じなんですよ。最初は絶対「からかいメール」だと思いましたがとりあえず返事は出さなきゃと思い、「どんな事情かわかりませんが、初体験は好きな彼氏と素敵な思い出作って下さいな」ってメール返しておいたんです。そしたら今度は長編のメールが返ってきて、「あれれ、本気の話だったんだ」ってあわてましたね(笑)。 メールを読むと、とにかくいざとなると怖くなってしまうらしい。いつもそういう雰囲気になるとするりと逃げてたみたいです。でもある時するりとかわせなくて彼氏とホテルに入ったけど、彼がシャワーを浴びて次は自分の番という時にやっぱり逃げちゃったそうなんですよ。行きずりの人ではなく、ちゃんと付き合ってた関係だけにお互い気まずくなってその後すぐ別れちゃったんですって。もうこんなこと繰り返していては一生バージンだって思い、ボクの所にメールが来たという事情です。 この女性、金曜日に有給休暇を取って大阪までいらっしゃいました。実際に会ってからはそんなにおどおどした様子もなく、落ち着いた感じで話しておられましたが、「さて、これからどうしますか。これはあなた自身が決めないとダメですよ。」あえてこちらから説得したりせず、彼女の言葉を待ちました。途端に彼女は無口になり、それなりに決心してやってきたはずなのに、いざとなると不安ばかりが頭の中を支配しているみたいです。でもそれだからこそ、自分で決断しないとダメなんです。1分2分3分と沈黙の時間が続き、10分近くたってから「これで帰ってしまったらもう立ち直れないような気がするのでお願いします」という言葉がようやく出ました。 彼女が決心したとはいえ、部屋に入ってからもすごく不安そうでした。シャワーを浴びて出てきた時、彼女がいたのでホッとしましたよ(笑)。ベッドに入ってからもなるべく彼女がリラックスできるよう心がけていましたが、途中からは感じる声が出始めたのでその心配も無くなりました。挿入も特に痛みもなくすんなり終わり、彼女の口から出たのは「初体験って痛いだけと思ってたのに、こんなに気持ちいいものとは思いませんでした」って言葉でした。いやはや、ほっとしましたね。実は途中で突然恐怖感が出てこないかとか結構不安だったんですよ。今回はホント神経すり減らしましたよ。 「これで普通に恋愛できると思います」ホテルを出て別れる時は笑顔でこう言ってくれました。実はこの体験談を1ヶ月以上も載せなかったのは、彼女がその後ちゃんと体験できてからと思ってたからなんです。ずっと心配してたんですが、9月になってすぐ「彼氏と呼べる人ができ、Hもすんなりとできました」というメールを頂いたんです。いやあ、よかったなあ。もともと性機能には何の問題もないんだから、今頃は感じるセックスを楽しんでいることでしょう。よかったよかった

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