桜を散らす雨、室内

さっき更新した日記は、大部分を昨日書いていたのでもう一本日記を書く。
雨が弱まったのでドラッグストアへ。ふとエレベーターの鏡を見たら白髪がやばかったのでショックを受けて衝動的にヘアカラーを購入。かなり地毛に近いブラウンに染めた。強制的にシャワーも浴びることになったし気分すっきり。満足!
去年は金髪やピンク髪にしていたので、ブリーチの名残で髪が傷んで見える(し、傷んでいる)。パッサパサの茶髪が見苦しかったのでいい買い物をした。カラー剤はいつもリーゼの泡カラーを買っている。シャンプー感覚で楽。このままほぼ地毛くらいの落ち着いたカラーで過ごしていきたいな、当分は。
去年は派手髪な上にベリーショート(男の人くらい)にしていたので、髪の伸び方がまばら。セミロングにしたくなったので伸ばしているけれど、結果的にウルフみたいになっている。もう少し生えそろったら毛先を一気に切って普通のセミロングに進化させたい。
最近は派手な容姿に関心がなくなってきた。前は高くても個性的な服を小さいネットショップで買っていたし、アクセサリーはお店を開けるくらい持っている。しかしもう着けて外出することはない。気力がないというより飽きだろうか。太っているし、肌は荒れているし、着飾っても意味はないという心理があるのかもしれない。
それでも腕の傷はよくなったし、文房具で切り落とした髪の毛ではなくなったから、だいぶ健康的な見た目にはなったはず。とにかく穏やかになりつつある。いいことだ。
自分はもうずいぶん健康になったのではと思う。少し躁鬱はあるけれどかなり長い時間を平常心で過ごせているし、病み始めたなと思ったら統合失調症の薬を飲めばよい。プラシーボ効果も多少あるだろうが、これを飲めば大丈夫と思えるだけの効き目を実感している。
実際どうなんだろうか。働こうと思えば十分働ける範囲まで戻ってこれたのでは?と思う。先生が言うにはまだダメとのことだが、それも三か月くらい前の話だし、もうそろそろいいんじゃなかろうか。
裕福な暮らしはしたいけど、地方の正社員の給料なんてたかが知れている。税金なんかを払わなくていいだけ、今の方がプラスなのかもしれない。
それでも一人自宅にいると頭がおかしくなりそうだ。誰かと関わりたい、自分の居場所が欲しいという気持ちがある。
その反面、まだもう少し福祉に甘えていたい気持ちもある。猫と長時間一緒にいられるのはなにものにも代えがたい幸福だ。それならば在宅の仕事を探せばいいのではないかという気持ちもある。
つまり、どっちつかずだ。まだ働く踏ん切りがついていない。生命が脅かされていないのだから当然ともいえる。
スーパーですれ違うあの人も、カフェにいるあの人も、みんな働いていると思うと「私には何が足りないんだろうか」と思う。能力が劣っているのだろうか。その可能性はある。だが以前は私もそちら側でやっていた。人より不出来だったかもしれないが、一応税金を納める側にはいたのだ。
また戻れるのではないだろうか。
想像してみる。毎日自炊をして、働いて、風呂に入る自分。……ちょっと厳しいかもしれない。毎日はできないかもしれない。日本の正社員がせめて週四勤務だったらどれほどハードルが下がるだろうかと考える。
なにか自営業はできないだろうか。例えばデザイナーなんて楽しそうだ。果たして職業訓練を受けたくらいでモノになるだろうか。個人事業主は名乗ればその職業、みたいなところがあるが、ちゃんと仕事をこなすためにはそれなりの知識と技術を要するだろう。そう考えると何の仕事にしてもまずは会社勤めした方が要領を得ることができるだろう。
堂々巡りの思考から抜け出せない。
今、森博嗣のエッセイを読んでいるけれど、大学教授の職があって、37歳の時に書いた小説がたまたま(と表記する)ヒットして、森の中に一軒家を建てて俗世とは離れた生活をしている……なんて、憧れるしかないだろう。おかげで何を語っていても羨ましいという感情に支配されてしまう。
私が小説を書くならどんな世界がかけるだろうか。ミステリは無理だから、私小説に近い物だろうか。物は試しでちょっと頑張ってみようかな。創作なんてものは締め切りがないことには一向に進まないだろうから、何かしらの賞に応募してみることを目標にしたらいいかもしれない。調べてみよう。

お腹が空いた。変な時間に朝ご飯と昼ご飯を食べたせいだ。食パンを買ってきたのでトーストでも焼こうかな。
Uberでなにか美味しい物でも頼みたい気分だけど、そんなことをしたら確実に落ち込む。浪費に対する自責で鬱方面に向かってしまう。金が減る不安感も嫌いだ。
ああ温かいハンバーガーとか食べたいなあ。肉が食べたい。誰か私を焼肉に連れていってくれないだろうか、なんて虚しいことを考える。
猫が膝の上にいるので、彼女が起きるまでは我慢しようと思う。


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