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ベッドの中で私の朝のいつもの行為

朝の光がカーテン越しに差し込み、目を開ける。まだ布団の中で体を起こさずに、少し伸びをしてから、手を下半身に伸ばした。
そこには、既に熱を帯びた柔らかいものが触れていた。自分自身が目覚めた直後に、身体が求める欲望を自らの手で満たす。それが、私の朝の日課だった。
指を動かすたびに、感覚が鮮明になっていく。愛液が流れ、興奮が高まっていく。今日も、何度も逝かせて欲しいという体の要求に、私は応える。
無我夢中で手を動かし続け、息も荒くなってくる。意識が朦朧としてくる頃、何度目かの絶頂に達した。全身が痙攣し、頭の中が真っ白になる。
やがて、私は落ち着いた。眠気が襲ってきたので、布団に戻ろうとした瞬間、布団の上に残った愛液が私の手についたことに気付く。自分の体から出たものが、自分の手についている。それが、なんとも妙な感覚だった。
そんな私の日課が、一人暮らしの日常となっていた

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