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「いい加減な生き方」のすすめ

人生は「いい加減」がいい:・・・
よくも、悪しくも・・・
真面目さが強いと、くたびれる・・・
ふてくされると、何もかもが離れていく・・・
だから、成り行きで、「いい加減」が最上である・・・

第Ⅰ章 いい加減な人生は「度胸」で決まる

(1) 人生には「魔物」が棲んでいる 

 この魔物(モンスター)は暴れます。
味方につければ、バックアップしてくれます。敵にまわせば強烈です。

モンスターは面食いです。
 「鏡よ!鏡!・・・この世で一番美しい顔はどんな顔?」
 「笑顔」の顔には・・・「味方」します。
 「イライラしている顔」には・・・意地悪をします。

② 苦しい時、悲しい時、不安を押さえきれない時は、鏡を見よう!!
「逃げちゃいけません。そこに現在の君の顔が映っている」からです。               

(2)リキッド化(液状化)する人生の「止まり木」は・・・

①あなたは、止まり木(ペグ)をもっていますか?
ペグをもっていない人は、不安定ですね。
私は???
しっかり持っていますよ+。だから「孤独」ではありません。
          
 ②世界のリキッド化は、止まることがないでしょう。
国家・経済は、グローバリゼーションとAIで、リキッド化する一方  
ですね。戦争もその中で起こったことです。ロシアの孤立化は深刻です
個人も同じです。止めようがないですね。

ペグ=止まり木 かわせみ

③地方・地域社会が崩れています。海外から「止まり木(ペグ)」を求めてくる人が沢山います。新しい地域形成ですが、定着しないです。
ビジネス・仕事のリキッド化が進みますから、わたしたちも「次のペグを探す」方が賢明です。・・・Noteもペグのひとつですね。

④企業の「赴任先は海外」であることが、当たり前になっています。
すでに、簡単に海外に赴任し、簡単に国内に帰国する時代ですね。
私の家族も、ご近所さんも同じで̪す。
 
⑤Webで仕事をする人が増えて、AIはますます広がりますね。
アップル社は、すべてを潰しても,、iPadが一つあればいいというプロモーションビデオを発表して「物議」を醸しだしていますね。

インフルエンサーが増えて、「デジタル秘書」のような仕事をしている人がいます。
在宅で、ソーシャルメディアマネージャーコンテンツクリエイター、デジタルマーケターなどの仕事をしているのです。


家族・夫婦・親子のリキッド化は止まりません
離婚・非婚・孤立が当たり前で、家族の「分断」は深刻です。
高齢者の家庭内離婚も進んでいます。実体は悲惨です。

⑦地域文化を支える集団が弱体化しています。
いずれの集団も、「後継者を得ること」が難しいです。
が、少しですが、技術の伝承者として修業する人が出てきました。
嬉しいですね。
あらゆる分野で、後継者を求める声が聞こえてきます。

(3)「厳しいことが愛」である?

①体罰は厳禁です。セクハラ・パワハラで訴えられる人が後を絶ちません。「厳しさが愛だ」なんて、とても通じません。しかし、敏感すぎる例もありますね。ギリギリの線が見えなくなっています。

②しかし、リーダーもそうでない人も、成果主義とか、ジョブ制度なんていわれて、仕事でも、日常茶飯でも、泣きたくなる時がありますね。
何でも「放棄したくなる時」があります。「どうにでもなれ・・・」なんて

しかし「厳しいこと」を言ってくれる指導者・友人・上司は貴重です。
苦しい時は、厳しいことをいう人に従う方がいいですね。
甘い
同情や一時的な慰めの言葉の裏の方が怖いです。失敗しやすいです。
メチャメチャの人もいますから注意が必要ですが…(苦笑)

③「時間を守る」「約束を守る」「礼儀を守る」は社会生活の絶対条件です。案外守らない人が多いですね。自己本位です。(苦笑)
「信頼」があるか、ないかで、人生の方向が決まってくるからです。

④人生・仕事の約束事は「先方が要求していることに応える」ことです。
甘えを削ぎ落す」ことも、頭に置きたいことです。

(4)「闘争心」に灯をつける

①アーサー・ワードの有名な言葉は「心に灯をつける inspire」ですね。
 彼の「言葉」から、応用できるものを拾ってみよう。

   「成功者」とは、成功しようと決心し、努力した人である
   「失敗者」とは、成功しようと決心し、願った人である
   「敗北者」は、決心できず、待った人である

②「努力した人」と、「願った人」の違いが分かりますか。
 決心できないで「待った人」との違いが分かりますか。
 この小さいようで大きな相違が分かった人が「成功者」になりますね。

③人生には「闘争心」が必要です。
 若い人には、のんびりと過ごさせてやりたい。しかし、いくつかの試練を   
 通らなければ、「新しい道を拓く」ことができないのです。

④人間は、追い込まれなければ「闘争心」を燃やさせることができない。  
 「追い込むこと」「追い込まれること」は、悪いことではありません。
 潜在能力を発揮するには「追い込みが必要」です。
 スポーツに選手が「肉体の限界まで追い込む」というのは、鍛え方のひと
 つです。

(5)「変化こそチャンス」である

①混乱の中でこそ実力が発揮されます。
「平穏の中で評価される能力」と「混乱の中で評価される能力」は異なりますが、現代のような「混乱期」には、守りに入っている人は潰れますね。

②「アクティヴ:Active」と「アグレッシブ:Aggressive」は異なりますね。この混乱期に求められる能力は、「Aggressive」な能力です。
スポーツの試合を見ると分かり易いです。「勝ちたい」と「勝とう」は異なります。私は、Aggressiveに83年生きてきました。Active程度では潰れたでしょう。(笑)そんな時代でした。唐十郎さんも「時代の子」でした。

③ 「激流こそ実力を試すチャンス」です。緩やかな環境が「よい環境」ばかりじゃありません。「激流」に挑戦し、勝利する気概が要求されています。

(6)試練に「悩む」前に、「喜ぶ」方がいいです

①マザー・テレサの言葉といわれる「格言」を、読み替えてみましょう。

思考」に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから
言葉」に気をつけなさい。それはいつか行動になるから
行動」に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから
習慣」に気をつけなさい。それはいつか性格になるから
性格」に気をつけなさい。それはいつか「運命」になるから

②人生や愛について「貴方の考え方」が、運命につながります。
「人生なんてくだらない」と考えていれば、それが言葉になり、
いつか「しない」という行動になり、生活習慣になって運命になります。
そんな人を沢山見てきました。言い訳・弁解が多い人でした。

「いい加減」なことは運命を変えます。何歳になっても大切です。
 

<チョット 寄り道> 生き方の選択

「生き方」の選択は、どれがよくて、どれが悪いかなんて言えません。
私が言っていることは、現在の社会システムの中では、「こうした方がいいんじゃないの?」という程度です。だから「いい加減がいい」のです。

しかし、あまりにも不安定な社会ですから「何のために」・「何になるの?」という悩みは、これからも、続くでしょう。

選択と方向

地方の商店街はシャッター通りになり、デパートもさびれていくだけです。「これからどうなっちゃうんだろうか」と心配になります。
だから、家族には
世界のどこへ行ってもいいという覚悟と努力が必要だ」といっています。
「技術」「体力」「気力」「知識」「教養」・・・
隠れて生きる」ことが許されないのですから・・・

第Ⅱ章 生きているのは「私」です

(1)選択しながら生きている    

①私たちは「選択」しながら生きているという自覚が必要ですね。
常に「さて、どちらに行こうかな?」の連続です。人生に、フライングなんてありません。全部、選択の結果です。だから「あかるくいかなくちゃ!」

 ②「今日は何しようかな」「テレビを見ようかな」「友達と遊ぼうかな」というように、私たちは意識しても、意識しなくても選択して生きています。いや選択しないと生きていけないのです。
フランスのサルトルという実存主義者の言葉から来ています。投企です。

J P サルトル (フランス)

③欧米には、リタイアした後を「思い切り人生をenjoyしたい」という価値観があります。退職時には職場・家族・友人などから「ハッピー・リタイアメント」と祝福される習慣さえあります。 定年前に老後の資金を確保し、悠々自適な引退生活に入ることが理想です。夫婦で海外旅行をしたり、ガーデニングを楽しんだり・・・

④私の周辺の人を見渡すと、70歳以上で「暇を持て余している人」が沢山います。のらり・くらりとしていたわけではないけれど、アクティヴな生活感覚がなくなり「何をしたら良いのかわからなくなった」という悩みです。「働くことが生きがい」としてきた人に多いです。
余暇は、テレビとパチンコと釣り・ごろ寝だった人が多いですね。

⑤60歳以下の人は「100歳まで40年」ありますよ。だから「10年後から逆算する」と、現在の立ち位置が見えてきて。やるべきことがハッキリしますね。
どんな分野で、何をしたいか。いかに生きるかという問題です。
もっと「遊び方を学ぶ」という発想が必要です。
しかし、「生きていること自体が貴重だ」という考えもありますね。「いい加減」が大切ですから・・・。ジム友には多いです。

(2)人生の優等生は焦らないって? 

①「達人は焦らないって?」 冗談じゃない。高僧も宣教師も同じですよ。
引退したら「仙人になる」という俗物もいますが、わかっちゃいないです。
まっとうに生きようとしたら、人生は不安だらけです。
頭抜けた人以外で「達人なんていません」。有名人はいてもね。
みんな一緒です。少なくとも、私の周辺は大差なしです。(笑い)

不安に打ち勝つことも「勉強の一つ」です。人生は、甘くないのですから、試練に耐えて、強くなるのです。でも「いい加減」が一番です。

③人生に絶対はありません。自信満々に生きてきた友人が、病気・事故にあ  
って、予測できない「壁」に突き当たり、自信を無くし破滅していったところを沢山見てきました。

むしろ、地味で堅実に生きてきた人が強く、たくましいことも知っています。自分が要求する以上の力はつかないから、背伸びしない庶民が強いです

(3)弱気になったら。足元から崩れていく

①人生でしっかりしている人は「強気」が多いですね。弱気になった人から崩れています。
 強気で走るのがすべていいとは言えませんが、タイミングを外さないように注意しようと、私も自分に言い聞かせています。友人・知人をみると、強気で押している人が元気ですね。他人を頼ろうとしていないからでしょう。

②その前に「思う通りに行かないで、自信を失うこと」が一番危険ですね。
「やる気」がなくなった段階で、輝きのある人生が終わります。攻めるか。
それとも守るか。80歳を過ぎてから、ITの勉強をしている人がいます。

④ 私たちは「好き・嫌い」を判断して決めることが多いので、人生は好きだ
という気持ちを大切にして臨みましょう。「いい感じだな」という印象をもつ場合と、その逆との差は大きいです。中国の両面刺繍のように、「いい加減も両面」です。

両面刺繍     

(4)「狭き門」は、一人だけでしか通れない

①新約聖書によれば、「狭き門」は、一人だけでしか通れないといいます。「ラクに生きられたらいいな」という程度で、人生の門をくぐろうとすると失敗します。パリオリンピックが近づいています。誰もトップを狙って努力していますね。最後は「執念だ」といわれますが、人生も同じですね。 

②私が通っているスポーツジムに通う人に2種類います。
1つのタイプは「鍛える」ための人です。近くにプロのサッカーチームがありますから、選手たちはトレーニングに必死です。
もう1つのタイプは「備える人」です。健康維持に「備える」人です。備えるといっても、厳しい人も、私のようなチャランポランの人もいます。

③人生は「鍛えた人」の競争の場です。
エリートスポーツでは、「狭き門」は、一人だけでしか通れない。滅びに至る門は大きく、それは広いですね。コミュニティスポーツとは違いますね。

    <チョット寄り道> 「働きアリの法則」を応用して考える
 イタリアの経済学者パレートが発見した「ばらつきの法則」を、生き方の選択とアレンジして考えてみよう。
パレートの法則では<80%:20%>であるという経済学の理論です。
アリの例です。

バラツキの法則

集団を観察していると、
①「よく働くアリが全体の20%」います。 このアリが食糧の80%を確保しています。
②「普通のアリが60%」います。 このアリたちは、時々さぼって普通に働いているアリです。
③「残りの20%」は、さぼっていてはたらかない。
この比率は<2:6:2>であり、どの集団でも変わらないというのです。 

社会を動かしているのは「上位20%」の人間だから
政治でも経済でも文化でも、「リードしていく20%」だというのです。
社会を発展させる指導者の育成こそ重要であると考える根拠の1つです。

AIの開発は、「能力を持った20%」の人間の仕事だといわれます・・・
如何ですか?
 


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