初めて

エニーバニー富島春です。
人生では若ければ若いほど「初めて」を味わうことができる。逆に歳をとればとるほど「初めて」は無くなっていく。
どうせ一度きりの人生ならば「初めて」を大事にしたいし、覚えていたい。
覚えられないものもあるけど。
初めて図書室で借りた本は「ファーブル昆虫記」だった。
初めて飼ったペットは庭で捕まえたカマキリだった。ファーブル昆虫記の表紙だった。
初めて好きになった子の名前は「あおばちゃん」だった。
初めてハマった曲はなぜか「め組のひと」だった。
初めて読んだ漫画は「HUNTER×HUNTER」だった。
初めて作ったメールアドレスは「haru.sinsoku.hunter@〜」だった。
キルアが好きだった。
交換した女の子に突然、このメアドってハルくんが考えたの?って言われた。
「ううん、弟が考えた」って答えた。
嫌な記憶を思い出したからここらへんでやめておこう。
初めては忘れた方がいいものもあるみたいだ。
でも、そんなことも含めて「初めて」はやはり良い。
これからも色んな初めてを経験したいと思った。
そんな23歳の春。


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