詩 テレフォン
愛らしいあなたに
ちょっと位悪戯じみた言説も
その底にあなたの善意を感じられて
私は黙ってしまう
ふんふん そうきたかい
じゃあ こうだよ
私が自分なりの自分が誤ってないと
見なす言説を述べさせてもらう
あなたは別にフランス革命の叛徒のごとくに
反旗を翻すでもなく
まぁ軽い同意を浮かべるのみ
シンパシィさえその底には
流れている模様
大体において笑っている二人は
やはり最後まで覚束なくもなく
辿りつき
まるで大円団のエンディングを
迎えつつ今日の会話を終える
またいつか
楽しげな音楽が心のなかに流れて
フィナーレを迎える
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?