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神様へ

「 生きているだけで丸儲け」
明石家さんまさんの名言だそうですが、私はこのひとことが嫌だった。

生きているだけで って 手術して命が助かったんだから とか、胸が残ったんだからとか、他のことは我慢しなさい 諦めなさい 仕事できるのは幸せ そう言われているみたいに感じた。

 早期乳がんだと 生存率は10年後もかなり高くて、医療の進歩が今ほど著しくなかった10年以上前に罹患して 再発転移しても 生きている人が沢山いることも知り、なにがなんだかわからない時もあった。

 私の病院カルテ(今はパソコン💻)に
不安神経症 と 書かれていた。
「ガンになって 鬱にならない人はいないわ。」と看護師がフォローしてきたけど、

とにかく生理が止まったのが受け入れられなくて

主治医に「精神科」と言われたけど 気持ちがやわらぐ精神安定剤を飲んでも 閉経が受け入れられないことが解決するわけではなく、いつか 結婚したいという思いが 鬱と言われるならば 不本意極まりない。

同病の人に 「今しかできないオシャレを楽しみましょう♪」とケア帽子を譲っていただいた時は嬉しかった。

綺麗な髪をしている看護師に同じことを言われたら「髪が抜ける不便さや鏡をみた時の気持ち、何がわかるんだ。」と 内心思いながら「私 髪が抜けるのは案外平気なんです。」と言い返していた。

がんキャンサーの中には エンドレス抗がん剤の人もいるので 一時的な脱毛で済む私は 贅沢言えないと思いながら過ごしてきた。

こんな本心だから 生きているだけで丸儲けて言葉は好きではないので。
 
明石家さんまさんに 私の気持ちを反映した名言を考えてと伝えたいな。

そして、私だけが生き残ればいいなんて思ったことはないので、
ガン=死☠️ ではなく
ガン=治る病 と してと  

神様に伝えたい。

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