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【POEM】

【 四季 】

 華が裂けて溶ける4月
   指の皮が剥げる夏に

 梔子の者 踊る夜明け
 何のために此処で絶えた

 外は砂塵 見舞う9月
    凍る海が充す冬に

 彩る者 前途は崖
 誰のために唇かむ

 黒い季節 指に絡む
 翳る死期の 光 永遠に

    脚無き者 辿り着いた
 望むものは腕の中に

 梔子の者 彩る者
 黒い季節 光 永遠に

 巡る四季の光の中
 伝う頬の涙の意味

 巡る四季の 光 永遠に ・・・・・
    巡る四季の 光 永遠に ・・・・・

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