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おしごと

最近、定年退職する元上司と話す機会があった。その人の全てを知ってるわけじゃないけど、個人的な印象は「サラリーマンの鏡」。着実に順序を踏んで出世し、定年を迎えたのだ。上の言う事を聞くし、荒波をたてない。社内の評判的に人気の上司というわけではないが、悪口もあまり聞いたことがない。良くも悪くも、目立たないのだ。

元上司から話を聞くと、奥さんのことを愛していて、お家も新築にして、お孫さんも多いらしくプライベートは充実そのもの。無難に社会を生き抜いてきた感が伝わってきて、こういう人生もあるんだなとしみじみ思った。羨ましいなとも思った。

ただ色々話をする中で、昔から変わらないなと思ったのが「女性の働き方」の考え方だ。言葉は違うがニュアンス的に「女性はこの仕事しかできないでしょ」と決めつてしまう。女性がバリバリ働くことに抵抗感があるのが伝わってきてしまうのだ。

たしかに、どれだけ社会が男女平等と言っても実際はそうはいかない。どう頑張っても、体力的に女性に難しい業務もある。仕方ないとも思う。だけど、入社して周りが男性が多い中で闘ってきた私にとっては、少し悲しい評価でもあった。そして、今まで頑張ってきた事を否定されてるかのようにも感じてしまった。

男性の多い中で、女性がいると色んな意味で目立つのだ。みんなではないけど、「女のくせに出しゃばるな」感を出してくるときもあったし、舐められるときもあった。「どうせ結婚して、早く辞めるんでしょ」とも言われ、やる気をなくしたこともある。取引先で、ちょっとしたトラブルから4、5人に囲まれて理不尽に責められたこともあった。私が1番下っ端だったけど、周りの誰も助けてくれなかった。

若い頃は何クソともがいた。理不尽なんかに負けたくなかったし、このままじゃ嫌だと頑張った。
大人になってきて、ムキにならず肩の力を抜くことの大切さも身にしみる。全てを全力投球は、必ずどこかで綻びがでる。
どっしり構えたいが、まだそこまで肝はすわってないのが現実(笑)ビビりまくりです、、、
まだまだ精進せねば。

「女性だから」というくくりに縛られるとき思うんです。女性として生まれてきたことを一度も嫌だと思ったことは、ないなと。(生理痛でしんどいときは例外として(笑))

人生100年時代において仕事は、昔より働き続けなければならないのが現実。定年も伸びてきているし。

どの職場、仕事をしていても、大変なことは必ずあって、社会の荒波にも遭遇する。

そんなとき忘れたくないのが

「たんたんと」

私が社会人になって、辛い時意識してること。たんたんとしていれば、悪いことも過ぎていく、はず!!


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