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自己紹介その3~専業主婦から独立開業~

しかし詳細は割愛しますが30代前半であった2006年頃、急遽離婚してまずは一人で収入を得ることが必要となり、法科大学院に行って資格取得をするという悠長な時間もない、会計関係でどこかに再就職することはできたのでしょうが、当時2歳と6歳の子供を抱え、実家のサポートも期待できない中、たとえ短時間のパートであっても外で働く(一人での子育てと職務をまっとうすることの両立が自分にできるかということ)は考えられず、無謀にもいきなり独立開業という道を選択します。

選択したというと立派に聞こえますが、勤務時代の業務とは全く異なりその分野での実務経験もないので依頼を受けたところで自分が何をすればいいのかわからないという滅茶苦茶な状況で、それでもインターネットが普及し始めていたため手探りで一つ一つ契約をいただき、ご縁のあった業務に向き合うことを繰り返すことで何とか17年(2024年2月時点)やってきました。

その間、子育てと家事と仕事の両立ができていたのかというと、おそらく子供が幼児期まで長らく専業主婦だったせいだと思うのですが、実は仕事よりも子育てと家事のウエイトのほうが高く、
・子供が小学生の頃は、帰宅する3時頃には必ず家にいて時に手作りおやつを用意する(このため子供たちは小学校卒業くらいまで、私が専業主婦で仕事はしていないと本気で思っていた)
・上の娘の中学受験の折には直前1か月は日中はすべて子供の受験勉強の付き合いに当て、仕事時間は夜中のみという生活をしていた。
・小学生頃までの長期休み期間は、日中は子供たちとプールに行くなど100%子供にコミットし、毎日夜9時が始業時間という生活をしていた
など、振り返ればかなり無理をした生活だったと思いますが、それなりに子供たちと十分な時間を過ごしてこられたのではないかと思っています。(もちろん、親と一緒にいる時間が長いことだけが良い子育てだと考えているわけではありません)

この20年近くもの間、家庭と仕事を頑張って回してきた同僚や先輩後輩女性やライフイベントを機に退職してずっと専業主婦をしている方(私も当初のレールではきっとこちら側でした)、たくさん見てきて、充実した人生を送っているように見える方、残念ながらあまり楽しそうでない方、20数年前に仕事を始めたころはほぼ同じ位置にいたのに何が違うのだろうということをしばしば考えてきました。

そして大学生になった娘たちと就職や将来の人生について語り合うようになって、改めて女性が幸せになるための人生の選択肢ってなんだろうと考えるようになりました。

私どもの世代では、乱暴な表現をすれば女性の優劣の評価基準は容姿と、気立てが従順か、料理が上手かといったことぐらいで、たとえ能力があっても偏差値の高い学校に行ったり難関資格を取ったり、やりがいや責任感のある仕事をしたがるというのは可愛げのないことだという男性も少なくありませんでしたし、私自身もそのような言われ方をされた経験は一度や二度ではありません。

昨今ではそのような価値観は大きく変わってきていますが、(女性に限らずですが)果たして難関の学校を卒業し、ハードで高収入の仕事を続けることが人生の幸福度に直結するのかというと、そうでもないように感じることが多くなりました。

noteやXではこういったワークとライフの幸福度に関する雑感をつづっていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


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