誰のための、誰にむけた、どういうつもりの、とにかく味付けの一貫性もない闇鍋のような美味しくない料理という例えに相応しい紅白歌合戦が、積み木の城のように組み上がっている。

これだけで、今年の日本を元気にしてくれた歌や歌手が期待できないことを国民は知った。歌手を選んだところで、それが今年の歌かどうかさえ怪しい。分かっているのは、石川さゆりが「天城」か「津軽海峡」しか歌わせて貰えないこととか、郷ひろみが昔の歌しか歌えないことや、見たくないけん玉ギネスしかないということ。

闇鍋に拍車をかける特別枠。
クィーンに、昭和枠とかいう謎エントリー、ブラビにポケビ？NHK番宣枠ではまいく？

今年の日本を元気にした、今年の歌はどこに…！

トリが決まったらしい。4年連続でミーシャとマーシャ。
今年の歌、なんでしょうか？
どうせ福山の昔の歌と、ミーシャのギボムス主題歌が流れるのでは？というよりも、本当は選考したり真剣にやらなきゃいけないNHK職員にやる気がないのではと疑ってしまう。トップダウンで決まるのなら、ジャニーズ出場させなくてもクリーンな紅白ではない証拠だ。

大晦日に見たくない番組ベスト3が発表されている。
　
女性自身
1位　紅白歌合戦
2位　逃走中
3位　SASUKE
　
去年の1位だった逃走中に勝っちゃった紅白歌合戦。
たかが女性週刊誌のアンケートだが、されど民意がドロドロと詰まっている。
　
すっきりと交通整理されていれば、紅白は一年の締めくくりになるのにね。　
気持ち悪い寄せ鍋闇鍋で、何味かも分からない味覚障害な番組。子供からも若者からも後期高齢者からも首を傾げられる出場者。今年とは縁もゆかりもない歌を並べる、時代遅れのメニューで自画自賛の売れていないレストランみたいな番組。

いっそのこと

「テレビ70年をふりかえる想い出紅白歌合戦」

とかにして、黒柳徹子をひな壇に祭り上げて、
往年の出場者の映像を構成して世代を超えた夢の紅白にしちゃえばいいのに。もう、リアルな出場者も司会者もいらない。

もしもそうなら、ワシだったらこういう出場者枠にしたいよ。

【白組】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
西城秀樹（ヤングマンYMCA）
細川たかし（矢切の渡し）
鳥羽一郎（兄弟船）
EXILE（RisingSun）
野口五郎（私鉄沿線）
福山雅治（道標）
氷川きよし（箱根八里の半次郎）
美川憲一（さそり座の女）
スキマスイッチ（全力少年）
沢田研二（勝手にしやがれ）
堀内孝雄（愛しき日々）
吉幾三（雪国）
坂本九（上を向いて歩こう）
五木ひろし（千曲川）
村田英雄（王将）
さだまさし（案山子）
谷村新司（昴）
千昌夫（北国の春）
北島三郎（まつり）
森繁久彌（知床慕情）
【紅組】
ピンクレディ（ペッパー警部）
ちあきなおみ（喝采）
西田佐知子（アカシアの雨がやむとき）
八代亜紀（舟歌）
キャンディーズ（年下の男の子）
岩崎宏美（聖女たちのララバイ）
研ナオコ（かもめはかもめ）
小林幸子（おもいで酒）
笠木シズ子（東京ブギウギ）
テレサテン（時の流れに身をまかせ）
坂本冬美（夜桜お七）
MISIA（Everything）
一青窈（ハナミズキ）
山口百恵（いい日旅立ち）
石川さゆり（火の国へ）
都はるみ（北の宿）
いきものがかり（ありがとう）
水前寺清子（365日のマーチ）
美空ひばり（川の流れのように）
ただし２０組だけで選びきれない。私見たらたら、十人十色の夢がきっとあるし、選出できるだろう。こういうのを国民投票すればいいんだよ。こういう紅白を、みんな観たいんだと思う。
以前、デイサービスにこういう御遊びCDを差し上げたら、大晦日の営業時にスッゲー喜んでいただいた。