愛しのハーブウォーター

 秋となり過ごしやすい時期になって、畑のラベンダーが少しだけ咲いている。この時期に採るラベンダーは香りは少なくやや小さめの花穂だけれど、柔らかい優しい香りはちゃんとする。何より、フレッシュハーブで作るハーブウォーターは贅沢なのである。
 ハーブウォーターを作り始めて約1年、ハーブの世界は奥が深く、まだまだ知らないことがたくさんあって面白い。ちょこっと感想をまとめて知識を整理してみることにする。

 ハーブウォーターで使用するハーブはなるべく庭で育てたものを使用、
種類はラベンダー、ジャーマンカモミール、ペパーミント、月桂樹、バラ、ローズマリー、どくだみ、デコポンの花(ネロリのつもり)、ミカンの皮、ローズゼラニウム、クローブ(香辛料として売っている形あるもの)。

 道具はハリオのハーブウォーターメーカー、キャンドルが消えるまで放置(途中、三角フラスコがあふれるので1~2時間経過したらフラスコを交換し保冷剤を氷代わりに追加する)、ハーブは3~4種類を混ぜて作成、個人的な感想は以下の通り。

ラベンダー ☞ イメージしている香りは全くない、やや緑臭いので単独では使いずらい、しかし、お肌はしっとりするので私には必須。

ジャーマンカモミール ☞ 野草化しているので3月~4月にかけて定期的に花を摘んで気ままに乾燥。一年分は補えないから夏の初め頃まで使用。香りはリンゴを思わせるような甘い香り、柔らかい使用感、入っていると優しくお肌がしっとりする。

ペパーミント ☞ 2年前に植えた株が巨大化している、香りはイメージどおり、使用感もさっぱり。

月桂樹 ☞ 母が植えた株が日陰に根付いている、香りはスパイシー、私には刺激が強すぎで使用後ヒリヒリするので今は使用していない。

バラ ☞ 母が植えた株が日向に根付いているものを使用、ピンク色で八重、柔らかくほのかに香る上品な品種だが名前が分からない、虫がついていることが多いので朝に収穫して1~3日ほど乾燥させて使用、さすがバラ!香り、保湿、柔らかさなどすべてにおいて高級感が増す。夕に使うと翌朝のお肌の張りが良くなる。

ローズマリー ☞ 数年前に植えた株とその子株を使用、香りはそんなにきつくないが使用感はさっぱり、私には刺激的なのか連続で使用すると少しはだが荒れてくる。ただ、ローズマリーは肌の老廃物を取り出してくれるらしいので、顔に老廃物がたまっているだけなのかもしれない。

どくだみ ☞ 自生しているので花と葉を使用、花は上品な甘い香りがほのかに香るので上品、ハーブウォーターにすると強烈なドクダミ臭はほとんどしない、使用感はしっとり、少しとろみが出るようなイメージで美白効果あり、傷の回復力が良くなるためか抗炎症作用のためかよくわからないが、今年はあせもにならなかった。あせも体質の私にはありがたい。

デコポンの花 ☞ 4月初旬に2週間だけ咲くので毎朝必死に収穫、香りはさわやかだが青臭さがある、使用感はさっぱりしすぎていて悲しかった。なので、来年は花を観賞するだけにするつもり。

ミカンの皮 ☞ 食べたミカンを乾燥させて使用、香りはわずかにミカンの香りがして良い、使用感はしっとり保湿される。

ローズゼラニウム ☞ 香りがよい、あまり株が大きくならずに枯れてしまったので来年、再チャレンジ予定!

クローブ ☞ 近くのスーパーで形のあるものを購入、これを入れることで香りがまとまり青臭さが消えるので私には必須、美白効果があるらしい。

 探求心が出てきたので、ドライハーブを購入し自作できないハーブにも挑戦して、また感想文を書いてみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?