#8 ふるさと納税の年末調整
年末が近づくと、ふるさと納税のCMなどをよく見かけるようになったり、友人知人とも「ふるさと納税した?」という会話が出たりしますよね。
我が家では12/25に「ふるさと納税の年末調整」が終わりました。
「ふるさと納税の年末調整」といっても、会社員が会社に所得税の年額を確定してもらう年末調整ではなく、会社から配られた今年の源泉徴収票を見て、控除上限額を余らせることなく、今年のふるさと納税を完了することを、私が勝手にそう呼んでいます(笑)
12月末日までまだ数日ありますし、来年も続きますので、どなたかのご参考になれば嬉しいです。
ふるさと納税のしくみを簡単に
詳細な解説はあちこちでされていますので、個人の目線でとても簡単に言うと、各自治体が提供している返礼品を購入すると、その金額マイナス2千円が、所得税と住民税から差し引かれる仕組みです。
購入する際は、ふるさと納税のポータルサイト(楽天ふるさと納税、さとふるなど)がありますので、そこから好きなものを選んで、通常のネットのお買い物とほぼ同じように購入します。
差し引かれる方の所得税は、ワンストップ特例制度を使うなら各自治体から送られる書類に必要事項(記入箇所はほんの少しです)を記入して送り返し、ワンストップ特例制度を使わないなら確定申告をすると、返ってきます。
差し引かれる方の住民税は、翌年6月から徴収される今年分の金額から差し引かれます。
返礼品をもらえる一方で、先に払う必要はありますが、あとでその分の所得税は返金され、住民税は翌年支払う金額を少なくしてもらえます。
控除される(返ってくる)のは2千円を除く分なので、返礼品を2千円で買っているような感じです。
以下の図解がわかりやすいです。
問題もあるが
個人の立場からするとお得しかないように思えるふるさと納税ですが、問題点も指摘されていて、ちょっと気になりはします。
本来の目的は、総務省のHPの説明を要約すると、地方の自治体で生まれ育っても、大人になると都会で働く人が多い(=都会の自治体に納税する)ところ、かつてお世話になった自治体に、自分の意思で税金の一部を納税できるようにするため、とのことです。
問題点として、以下などが指摘されており、たしかにちょっと問題ではあるよね…とは思います。
・返礼品目当て、自治体間の返礼品競争になってしまっている
・自治体間格差が広がっている
・高所得者ほど多く活用できる仕組みになっている
ただ個人としては、自分のふるさとではなくても頑張っている自治体を応援したい気持ちもありますし、寄付金の使い道(ふるさと納税は税務上の取り扱いとしては寄付です)を指定できることもあり、活用したいかなと思います。
私は使い道として、自治体間で表現に違いはありますが、「子育て応援」とか「子どもの教育」といった、子どものためになりそうな目的を選ぶようにしていて、少しでも子どもたちのためになれば、と願っています。
年末にまとめない
我が家では、前年の源泉徴収票を元にそれより少し少なめの金額を、1年間でふるさと納税をする前提で、年の始めから少しずつ行います。
季節の果物など、決まった時期にしか買えないものがあったり、夏においしいアイスクリームが食べたかったりするからです(笑)
何かと忙しくなりがちな年末に、選ぶのも大変ですしね。
記録する
いつ、どの自治体に、何を、いくら寄付したか、返礼品が届いたか、をExcelで一覧にしています。
一覧がないと、届くまでに時間がかかるものがあったり、気に入ったものを何度も頼んだり、夫の枠と私の枠があったりするので、いくらまで枠を使ったかがわからなくなるためです。
簡単なリストですが、一度作れば次の年からはフォーマットがあるのでさらに簡単になります。
買うのは日常使いの食べもの
豪華な返礼品がよく話題になりますが、私はほぼ日常使いの食べものを購入し、節約につなげています♪
ただ、普通のお買い物とは違って、すぐに届くわけではないため、なくても即座に困らないものにしています。
また、大量の場合が多いので、突然届いても困らないような常温のものや、かさばらないものが多いです。
毎年のように購入しているよきものをご紹介します!
宮崎県宮崎市 うなぎ
冷凍で届き、湯せんで解凍するだけでよく、旅行前後に冷蔵庫をからっぽにしたけど、しすぎて今日食べるものがない!みたいな時の贅沢な助っ人です。
北海道上士幌町 アイスセット
味のバリエーションも豊富で、家族で取り合い、交渉事になります(笑)
和歌山県有田市 みかん
毎年秋口くらいにページがオープンするようで、冬くらいには終わってしまうので、今はリンクも貼れません(笑)
スーパーに売っている普通のみかんとは一線を画しています。
福岡県新宮町 あまおう
我が家ではいちごと言えば、ふるさと納税のあまおう!
年度途中での値上げ幅が大きいように思いましたが、それでも買います!
楽天ポイントが高く付く日に
通常のお買い物とは違いますが、楽天ふるさと納税の場合は、ポイントが付くという意味では同じですので、ポイントが多く付与される日に購入するとよりお得です。
私はポイントを楽天経済圏に寄せているのですが、源泉徴収票が配布されたあとでポイントが高かったのは、12/26まで行われていた楽天大感謝祭(だったと思います)期間のうち、5の付く日である12/25でした。
その日に、今年の源泉徴収票に基づく控除上限額(自己負担額が2千円を超えずに寄付できる上限額の目安)が、今まで購入してきた金額より上回った分を使い切りました。
控除上限額は以下などでシュミレーションできます。
もし、楽天カードを利用されている方であれば、年内であれば12/30がポイント4倍の日なので、その日に購入されるのがオススメです。
楽天ポイントは12月から基本的に改悪の方向となりましたが、ポイントはあくまでおまけですし、楽天グループの各サービスは使い勝手がよいので、引き続き楽天経済圏の住人であり続ける予定です。
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