地頭が鍛えられる「虫食い算」
計算式の中にある空欄を他の数字から推測して穴埋めする、通称「虫食い算」。
算数の問題というより、ほとんどパズルゲーム。
もちろん中学入試でも出題があります。
たし算と引き算がわかれば小学生低学年でもチャレンジできます。
例えばこんな式
▢ 7 ▢
+ 2 ▢ 1
--------------
1 1 3 5
計算式のところどころの空欄が虫に食われた跡のようにみえます。
面白いネーミング。
コツは、わかるところからどんどん埋めていく!
上の例では、1の位から攻めていけばいいわけです。
今年のある有名私立中の入試問題で次のような虫食い算が出ました。
▢ ▢ ▢
+ ▢ ▢ ▢
-------------
▢ ▢ ▢
アレ、全部虫に食われてる…。
問題は、上の▢の中に1から9までの数字を一つづつ入れて式が成り立つようにするとき、答えが「最小」になるものを答えよ、というものでした。
う~ん、なんだろね。
わかるところから…と思ったら、わかるところがない…。
こうした問題を、あーでもない、こーでもないと考えることが脳の刺激になります。
子どもに考えさせているときに、やってはいけないのは「教えること」。
「解き方」やヒントを教えるのはやめたほうがいいと思います。
だって、つまんないもの!
考えることに意味があります。
答なんかすぐ出ないほうがいいですね、そのほうが考えるから。
親子でやってみて、どちらがより小さい答えをつくれるか競争してみても面白いです。
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