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仏勉人好のフランス文学準備 フランス関係の書類を片づけた編

ボンジュール。
ジェーム ル カフェ。

プロジェクト

僕は1年前からある一人プロジェクトを始めている。

持ち物をスーツケース2つ分にしよう、という取り組み。

スーツケースのサイズは60リットルを想定している。
だいたい一週間くらいの旅行用。
海外に行く人たちがよく使ってるイメージのものだ。

大学院に合格すれば、しばらくは海外で部屋を借りる。
帰国後は彼女と同棲する。

そういう訳で、実家の自分の部屋とはおさらばしなければならない。

いっそのこと、持ち物がすべてスーツケースにはいれば、フランスへも彼女のところへも、簡単にいけてしまうじゃないか。

と、そんな気持ちで始動したプロジェクトだ。

近藤麻理恵先生

そうそう、このプロジェクトには参考文献がある。


https://www.kawade.co.jp/konmari/

『人生がときめく片付けの魔法』改訂版、近藤麻理恵、河出書房新社、2019

世界的に有名な片付けコンサルト、近藤麻理恵先生の著書だ。

この本を買ったのはつい最近。それまでは、麻理恵さんのNetflixの番組を見ながら、平行して片付けをしていた。

このプロジェクトは麻理恵先生のメソッドに沿っていない点が一つある。

片付けは目に見える形で必ず結果が表れます。片付けはウソをつきません。だから、私がお伝えしている片付けの極意は、「片付けの習慣を少しずつつける」のではなく、「一気に片付けることで、意識の変化を劇的に起こす」ことにあります。

『人生がときめく片付けの魔法』改訂版、近藤麻理恵、河出書房新社、2019、p.29

一気に片付けてない。

僕は片付けが苦手な方ではない。むしろ好きだ。
掃除に始まり、整理整頓は趣味。
見せる収納にはかなり心引かれた時期があった。

そんな僕でもできなかった。
誰も鼓舞する人がいない中、
一気に片付けるとは、それほど難しいことなのだ。

それで、ステップを踏むことにした。

部屋中、一気に片付けることはしない。
その代わり、モノ別に一気に片付けることにした。

書類の片付け

ということで、今回は書類の片付けをしよう。

僕の部屋には紙モノがいっぱい。

大学の講義資料、バイトの契約書や給与明細、電化製品の取り扱い説明書、メイク道具や服のタグ、名刺、病院でもらう領収書、そしてこれでもかとばかりに多いのは、ノート。

※ノートは大学の講義資料とセットの場合が多いので、それも含め、書類の分類にした。

僕はなんでもかんでも書くのが好きなんだ。

しかも紙のノートに。

わかった範囲でも、大学の講義用ノート、フランス語ノート、自己分析ノート、就活ノート、留学ノート、園芸ノートが存在してた。

ノートの中身

もし、僕と同じようにノートをとるのが好きな方がいれば、片付けすることをお勧めする。

僕はとても恐ろしいことに気づいたんだ。

ノートのほとんどが、本やネットの情報の写し書きだったということだ。
いらない。

例えば、フランス留学のための奨学金サイトをみる。
その奨学金の種類をノートに写す。
ただそれだけ。

見返したこともない。記憶もほぼない。なんのために書いたのか。書きたいから書いたのではないか。この時間はもっと有効に使えたのではないか。
今も、同じようなことをしていないか。

そんな恐怖がノートから立ち上ってきた。

もちろん、優しいあなたはこうフォローしてくれるだろう。
書くことで少しは覚えたことがあったかもしれない。
書くことで満足感を味わえたかもしれない。
だから、あまり自分を責めないでと。

うん、ありがとう。それは確かにあるかもしれない。でも、、、涙。

そして、紙は古来とても貴重なものだった。それを、目的のはっきりしない写し書きに費やした。紙に申し訳ないとさえ思うよ。

僕はそんなことしていない、と思うあなた。
ちゃんとその目で部屋の書類確認してくださいね。

僕だって、ここまで無意味なノートの取り方してるなんて、思ってもみなかったんですから。

書類の片付けの心持ち

僕の後悔は置いといて、
麻理恵先生は書類の片付けに関してこう述べられている。

結論からいうと、書類の片付けのルールは「全捨て」です
こういうとたいてい、ぎょっとした顔をされてしまうのですが、本当に書類をゼロ枚にするという意味ではありません。「全捨て前提」の覚悟を持って選ぶ、という意識が大切なのです。

『人生がときめく片付けの魔法』改訂版、近藤麻理恵、河出書房新社、2019、p.133

僕も、紙を一枚一枚めくりながら、考えた。
「最近、この紙をいつ手に取っただろう」
「この紙は、今後必要な情報をもっているか」
「この紙は僕に何らかの行動を起こさせてくれるか」
「この紙はときめくか」

そうすること3時間。

僕の部屋からは小のゴミ袋パンパンの紙と、ノートタワーが4つ出現したのでした。

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